クリックして拡大する都江堰市郊外の校舎の倒壊で犠牲となった子供たちの共同墓地。ウルトラマンに似た人形などが置かれていた(矢板明夫撮影) 【都江堰(中国四川省)=矢板明夫】8万人超の死者・行方不明者を出した四川大地震から5月12日で丸3年を迎えるのを前に、校舎倒壊で多くの児童・生徒が亡くなった都江堰市では、警察当局による遺族への締め付けが強化されている。手抜き工事の責任を追及し続けてきた最大の支援者の一人で、芸術家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏(53)が今月初め、「経済問題」(国営新華社通信)で警察当局に拘束されたこともあり、遺族の間では「もうどうすることもできない」との無力感が広がっている。 約300人が死亡した同市の新建小学校は、少し離れた場所に新しい校舎が建てられた。だが、遺族たちの抗議や陳情に備えてか、校門のところには大きな鉄柵が設置されていた。 郊外にある共同墓地周辺では、パトカ