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シンギュラリティに関するtencubeのブックマーク (7)

  • 【追記あり、著者逮捕】齊藤元章著「プレ・シンギュラリティ」を読んでの感想~微妙な読後感に

    輝かしい実績を持つ著者 これだけ聞くとただの奇想や楽観的未来予想のようにしか聞こえませんが、問題は著者の経歴です。著者は世界スーパーコンピュータ・ランキングの消費電力性能部門で自社開発のスーパーコンピュータが1位~3位を独占するという輝かしい実績を残しているいわばスパコンの専門化です。 スパコンの今後の進化と有用性を誰よりも知り得る存在である著者が人類は近い将来「不労」(働かないこと)と「不老」(死なないこと)を手に入れることが出来るとぶち上げたため大変な衝撃を持って受け止められているわけです。 夢の理想社会実現の道程 著者の主張によれば、その夢のような世界が実現する順序は以下の通りとなります。 エクサスケールコンピューティングの実現 まず近い将来エクサスケールコンピューティングと呼ばれる次世代スーパーコンピュータが日の目を見ることになります。そもそもエクサ(Exa)とはペタ(Peta)の

  • 収穫加速派における超知能の出現について - シンギュラリティ教徒への論駁の書

    シンギュラリティ論における重要な論点は、ひとたび汎用人工知能が作られると、何らかの形で「超知能」が作られ、それが科学技術や社会を高速で変化させることによって、予測不能かつ断絶的な進歩が発生する、という仮定です。 なお、この超知能に関する議論においては、以前に私が取り上げたユドコウスキー氏の分類における「事象の地平線派」および「知能爆発派」と、主にカーツワイル氏が唱える「収穫加速派」のそれぞれに対して別の議論が必要となります。 ここでは、まずカーツワイル氏の「収穫加速派」について扱います。 カーツワイル氏は「シンギュラリティ」を「生物学的な人間の脳の限界を、機械と統合された超越的な知能が超えていく点」とイメージしており、それは2045年に発生すると考えられています。 以前にも取り上げた通り、カーツワイル氏は、汎用人工知能の設計と実装について何ら具体的な方針を示していませんでした。ゆえに、20

    収穫加速派における超知能の出現について - シンギュラリティ教徒への論駁の書
  • ジェフ・ホーキンス氏のシンギュラリティ観 - シンギュラリティ教徒への論駁の書

    以前の記事で、私は2種類のシンギュラリティ、すなわち人間を超える超知能が作られる時と、超知能がテクノロジーを高速かつ断絶的に発展させる時を区別しました。 私は、第一のシンギュラリティは起きてもおかしくはない (ただし時期は分からない) けれども、来の意味でのシンギュラリティというような事象が起きることは全くありえない、と考えています。 実際のところ、いわゆる汎用人工知能、人間と同等の人工知能の実現を目指し、研究開発に従事している人であっても、同様の見方をしている人は珍しくありません。 その中の一人が、ジェフ・ホーキンス氏です。ホーキンス氏はPDA (携帯情報端末) を開発したパーム社の共同創業者ですが、現在はGoogleに所属しているほか、自身で創業した人工知能企業であるヌメンタ社の代表を務め、人工知能に関する研究開発をしています。ホーキンス氏が開発したアルゴリズム「階層型時間メモリ (

    ジェフ・ホーキンス氏のシンギュラリティ観 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
  • シリコン製の天国と来世 - シンギュラリティ教徒への論駁の書

    ここまで、精神転送の実現可能性について計算機科学と脳神経科学の観点から検討してきました。 再度、私の結論を繰り返すと「原理的には精神転送は不可能ではないにせよ、カーツワイル氏やシンギュラリタリアンの議論においては、その実現の困難さが相当に低く見積もられており、今生きている私たちの寿命のタイムスパンで実現される可能性は相当に低い」と考えています。 実際のところ、精神転送は現在の計算神経科学においてメインストリームの研究テーマではありませんし、多くの人も「数十年以内に脳をコンピュータにアップロードできるようになる」という主張は、ありえないレベルで馬鹿馬鹿しい主張だと一笑に付すでしょう。 けれども、ここで私が精神転送を強く批判したのには理由があります。精神転送は、宗教の持つ力が弱まった現代において、来世と永遠の生命のイメージを強く喚起するものであるからです。 キリスト教徒が千年王国を夢想し、仏教

    シリコン製の天国と来世 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
    tencube
    tencube 2017/08/17
    「愛する者と自分自身の避け難い死に対して対処することは可能ですし、実際のところ、人類は死に対して対応してきました。」
  • AI時代に「哲学」は何を果たせるか? 『そろそろ、人工知能の真実を話そう』著者に訊く

  • シンギュラリティ教徒への論駁の書

    第一部 「シンギュラリティ」 序文 シンギュラリティとは何か? - カーツワイルのシンギュラリティ説とその批判 ほとんどのテクノロジー成長は指数関数的ではない 収穫加速の幻影 ムーアの法則と人工知能 5.1. ムーアの法則 5.2. 精神転送 5.3. 人工知能研究と機械学習 5.4. 全脳アーキテクチャ 知能の拡大と思考主義批判 宇宙の覚醒 - まとめ 予言は外れた テクノ・ハイプ論:なぜシンギュラリティは問題か 後書き 第二部 「進歩と崩壊と没落の未来史」 序文 ハバートの法則と没落加速の法則 没落してゆく世界のスケッチ 崩壊概論 進歩の神話 崩壊教と進歩教 ディセンサスの流儀 後書き (執筆中…) 第三部 「技術的超越の思想史(仮題)」 (構想中…) ブログは、カーツワイル氏のシンギュラリティ説と「収穫加速の法則」を批判的に検証するものです。もともと書籍の企画として執筆し始めたもの

    シンギュラリティ教徒への論駁の書
  • 『そろそろ、人工知能の真実を話そう』シンギュラリティ仮説の背後にうごめくもの - HONZ

    『そろそろ、人工知能の真実を話そう』シンギュラリティ仮説の背後にうごめくもの解説 by 西垣 通 2010年代後半に入って、AI(人工知能)ブームの過熱ぶりは凄まじい。とりわけ、 その中核にあるシンギュラリティ(技術的特異点)仮説は、現代のグロテスクな神話と言ってもよいだろう。書『そろそろ、人工知能の真実を話そう』(原題は Le mythe de la Singularité、 2017)は、シンギュラリティが実際に到来するかどうかを冷静に見極めるだけでなく、 その背後にある文化的・宗教的なダイナミックスを、「仮像(pseudomorphose)」という概念にもとづいて容赦なくえぐり出してみせる。きびしい警告の書物である。 だが、著者は決してAI技術自体を否定しているのではない。むしろ、来のAI技術が、 シンギュラリティという怪しげな神

    『そろそろ、人工知能の真実を話そう』シンギュラリティ仮説の背後にうごめくもの - HONZ
    tencube
    tencube 2017/05/26
    「来るか来ないかよく分からないが、経済効果が見込めるし、マスコミ受けがして予算も取れるので騒いでおこうという中立論だ。」だいたいの日本人研究者のシンギュラリティに対する態度だと思う。
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