タグ

ブックマーク / id.fnshr.info (2)

  • 権力者といえども文法は左右できない|Colorless Green Ideas

    はじめに かつて小説家の井上ひさしは、日政治家が漢字の字形を変えようとしたことに関し、『私家版日語文法』の中で以下のように述べたことがある。 「政治家よ、字をいじるな。票でもいじっていろ」 『私家版日語文法』所収「漢字とローマ字」 つまりは言葉をいじるのは権力者のすることではないと言いたかったのだろう。 ところで、権力者が言葉をいじろうとした例は過去にも見られる。今回は権力者がその権力をもって言葉を変えようとしてうまくいかなかった事例を2つ紹介したいと思う。 皇帝は文法家の上にあらず 1414年に始まったコンスタンツ公会議のときの話である。 時の神聖ローマ帝国の皇帝ジギスムントが演説した際に、schisma という名詞 [1] を女性名詞として使ってしまった。しかし、この schisma という名詞は中性名詞である。 このため、ある人が皇帝に対して、文法的に誤っていると指摘した。す

    権力者といえども文法は左右できない|Colorless Green Ideas
    vanbraam
    vanbraam 2017/07/03
    権力が文法どころか言語そのものを変える(=Newspeak)世界を描いたのがジョージ・オーウェルの『1984年』
  • ダメな統計学を防ぐための書籍11冊|Colorless Green Ideas

    科学における統計の誤用を扱った『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』を読んだ後に、実際に統計の誤用を防ぐために読むと良いについて紹介する。 はじめに この記事では、科学研究における統計の誤用を扱った『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』を読んだ後に、実際に統計の誤用を防ぐ方法を学ぶために役立つと思われる書籍を紹介する。主に、統計的仮説検定で間違いを犯さないようにする場合に役立つ書籍を紹介するが、それ以外の分野の書籍についても紹介する。 なお、『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』は、科学の世界での統計の誤用について説明したで、私が日語訳に当たった。2017年1月27日から販売された。このの詳しい紹介は、「『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』の翻訳出版」という記事に書いたので、そちらもご参照願いたい。 アレックス・ラインハート〔著〕・西原史暁〔訳〕.(201

    ダメな統計学を防ぐための書籍11冊|Colorless Green Ideas
  • 1