医療情報や納税記録、クレジットスコア(個人の信用偏差値)、ブラウザー履歴などの日々のデータを扱うブローカーは、匿名化されているはずのユーザーのデータセットを不正に売買する。だが英学術誌「Nature Communications」に現地時間7月23日に掲載された研究によると、そういったデータセットの個人識別情報を暴くのは、想像以上に容易だ。 15の人口統計学的属性を利用することにより、インペリアル・カレッジ・ロンドンやベルギーのルーヴァン・カトリック大学の研究者らは、「あらゆるデータセットで99.98%の米国人を正しく再特定できる」と述べた。研究者らによると、この研究が示しているのは、再特定は現実的なリスクであり、現行の匿名化の方法が欧州の一般データ保護規則(GDPR)やカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)などの現代のデータ保護法に則っているのかという疑問が生じるということだ。
エストニア、住民のDNAを収集し始める。遺伝子情報に基づいた健康アドバイスのため2018.04.05 07:3017,467 かみやまたくみ デジタル国家を目指す小国の新しい試みは…。 バルト海沿岸にある旧ソビエト国エストニアは、デジタル化のリーダーとなっています。エストニア政府はすでにブロックチェーンを受け入れ、インターネットへのアクセスを基本的人権だと宣言、「デジタル社会になる」という巨大事業に乗り出しています。エストニアが目指すデジタル社会ではアイデンティティから投票まで、すべてがデジタル化され、ひとつの巨大プラットフォームを通じて結びつけられます。こうしたことから、有望なテクノロジーであるDNAテストをすばやく受け入れようとも、驚くべきことではありません。 2018年3月、エストニア政府は130万の住民のうち10万人のDNAを集めるプログラムを開始しました。政府は提供者たちに彼らの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く