時間の経過と共に、サルマン・アベディ容疑者の実像が浮かび上がってきた。しかし、マンチェスターで生まれた男の子が、いったい具体的にどうやって自爆犯になったのかは、いまだに不明だ。 イスラム教徒コミュニティーの生活相談員はBBCに対して、アベディ容疑者が過激で暴力的な思想の持ち主だと、警察の対テロホットラインに通報したことがあると明らかにした。数年前のことだという。
英マンチェスターのコンサート会場で22日夜に起きた自爆攻撃について、実行犯とされるサルマン・アベディ容疑者(22)の父と弟がリビアで武装勢力によって拘束されたことが明らかになった。兄はマンチェスター南部で逮捕されている。英警察は国内で合計7人を拘束。実行犯を支援した「ネットワーク」を追跡しているという。 グレーター・マンチェスター警察によると、容疑者の兄イスマイル・アベディ容疑者(23)を23日にマンチェスター南部チョールトンで逮捕したほか、父ラマダン・アベディ容疑者と弟ハシェム・アベディ容疑者(20)はリビアの首都トリポリで武装勢力に拘束された。 イアン・ホプキンス警察本部長は24日午後、「我々が捜査しているのは明らかに、ネットワークだ。申し上げたように、捜査は一定のペースで進展している。今こうしている間も、グレーター・マンチェスター圏全域で広範な捜査活動が行われている」と述べた。
リビア沖の地中海で移民らの救助に当たるマルタのNGO「MOAS」とイタリア赤十字の船の乗組員ら(2016年11月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANDREAS SOLARO 【4月24日 AFP】地中海(Mediterranean Sea)で移民らの救助活動を行っている一部の非政府組織(NGO)はリビアの密航業者とひそかに連絡を取り合っていると、イタリアの検察官が地元紙に語った。NGO側は否定しているが、欧州の移民危機への対応で支援団体が果たす役割をめぐる議論に拍車がかかりそうだ。 シチリア(Sicily)に駐在する検察官のカルメロ・ズッカーロ(Carmelo Zuccaro)氏は23日付のイタリア日刊紙スタンパ(La Stampa)とのインタビューで、リビア沖で活動するNGOの一部について「リビアの密航業者と直接連絡を取っていることを示す証拠がある」と証言した。 具体的には、リビアか
リビア首相の介入要請 2017年04月16日 11:35 リビア国際機関 昨日は国連事務総長が、リビア情勢が内戦の危機をはらんでいると警告したことを報告したかと思いますが、今度はセラージュ統一政府首相の国際社会に対する介入のアッピールです。 al arabiya netとal jazeera netは、同首相が、リビアの南部での戦闘激化は、内戦の危険をはらんでいるとして、国連事務総長、アラブ連盟事務局長、イスラム協力会議事務局長、アフリカ連合議長、EU海外政策担当代表 に対して速やかな介入を要請したと報じています。 どうもこれを見ると、とにかく国際機関に対して手あたり次第、介入を要請した感じですが(NATOは抜けている、ロシアも抜けているか?)、いかなる介入をしてほしいかは、明示されていません。 https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2017/
【AFP=時事】国際移住機関(IOM)は11日、欧州を目指すアフリカ人の移民らが奴隷として売買されていると警鐘を鳴らした。こうした「奴隷市場」で被害者は数万円で売買され、中には性奴隷として売られている女性もいるという。 【写真】リビア・フムスで、貨物コンテナに閉じ込められた後に治療を受ける移民 被害者らの証言を基に明らかにした。より良い生活を夢見て密航業者に金銭を支払った人の多くが人質として拘束され、その家族らが身代金の支払いを強要されている実態が浮き彫りになった。 「リビアの密航ネットワークが強力になるにつれて、人身売買が密航業者の間で広まってきている」 IOMリビア事務所のオスマン・ベルベイシ(Othman Belbeisi)所長はスイスのジュネーブ(Geneva)で記者会見を開き、リビアでは「奴隷市場」のような状態や人々の拘束が珍しいものではなくなっていると指摘。その裏には金銭
haftar将軍の外国人の入国規制 2017年04月11日 10:21 リビア リビアでは相変わらず、統一政府支持派とhaftar将軍部隊との間で、南部の空軍基地等をめぐる戦闘が続いている模様ですが、リビアはますます分裂国家の様相を呈してきました al arabiya net (haftarに近いサウディ系メディア)は、1日同将軍が6国の国籍保持者の入国を禁止したと報じています。 それらの国は、イエメン、スーダン、イラン、バングラデシュ、パキスタン、スーダンの由。 またそのほかの外国人でも、滞在許可証や入国査証を有さないものも、入国が禁止される由 haftar軍の報道官は、この措置は治安上の措置で、とりあえずトブルク国際空港に適用される由 https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2017/04/10/حفتر-يمنع-دخول-6-جنسيات
独ミュンヘンで行われた第53回ミュンヘン安全保障会議に到着した米アフリカ軍(AFRICOM)のトーマス・ワルドハウザー司令官(2017年2月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/dpa/Tobias Hase 【3月25日 AFP】ロシアがリビアに対し、軍事的手段の行使と原油・武器の販売という二つを組み合わせて影響力を振るおうとしているとして、米アフリカ軍(AFRICOM)の司令官が24日、懸念を表明した。 トーマス・ワルドハウザー(Thomas Waldhauser)AFRICOM司令官は米国防総省で記者会見を行い、ロシア軍がエジプトとリビアの国境地帯に配備されていることを明らかにした。 さらにワルドハウザー司令官は、「ロシアはリビアに影響力を行使しようとしており、われわれは大いに懸念しながら事態を見守っている」と述べ、軍事面だけではなく、リビアでムアマル・カダフィ(Moamer Kad
リビアでロシア兵活動=東部の実力者とつながり-米軍高官 【ワシントン時事】米アフリカ軍のワルドハウザー司令官は24日、国防総省で記者会見し、リビアでロシア兵が活動していることを確認した。また、リビア反統一政府の実力者で東部の民兵組織を率いるハフタル氏と、ロシアとのつながりは「否定できない」と述べた。 ワルドハウザー司令官はロシアについて「リビアで影響力を行使しようとしており、大いに懸念している」と語った。ただ、ロシア兵の具体的な活動内容には言及しなかった。 ロシアはリビアの旧カダフィ政権の友好国で、ハフタル氏は同政権の将校だった。AFP通信は先に、ロシア軍特殊部隊がリビア国境に近いエジプト西部の基地に展開したもようだと報じている。(2017/03/25-07:00) 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】
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General Khalifa Haftar, commander in the Libyan National Army (LNA), leaves after a meeting with Russian Foreign Minister Sergei Lavrov in Moscow, Russia, November 29, 2016. REUTERS/Maxim Shemetov/File Photo Acquire Licensing Rights WASHINGTON/CAIRO (Reuters) - Russia appears to have deployed special forces to an airbase in western Egypt near the border with Libya in recent days, U.S., Egyptian an
リビア情勢 2017年02月06日 15:08 リビアロシア リビアの政治情勢は混とんとしていますが、どうやらここでもロシアの勢力増大と例のhaftar 将軍が、米ロの双方と同盟関係を結んでも良い、などというだし、どこやらトランプのロシアとの蜜月シグナルを想起させる状況が生じている模様です。 ただし、リビアに関してはEUは、統一政府と合意をする等、米ロEUの三つ巴の関係となっており、今後リビアがどちらのほうに向かうのか、わかりずらい構図が続いています。 ・al arabiya net は、例のstrong man のhaftar将軍が、journal de dimanche(仏紙と思われるが・・)とのインタビューで、国際社会に対してリビアの問題はろビア人に任せるように要求するとともに、米ロと同盟関係に入る用意があると語ったと報じています。 彼は米ロがテロと戦うために同盟するとすれば、大変結
リビア情勢(セラージュとhaftarの会談) 2017年02月14日 14:32 リビアエジプト 昨日リビア問題の政治的解決について、種々の動きがあることを報告しましたが、そのセラージュ首相が11日だったかにカイロに到着し、例のhaftar将軍も12日に到着して、エジプトが仲介して両者の会談が行われるらしいとの報道が、2つほどのアラビア語メディアに載っていましたが、ごく短い記事で、しかも若干あいまいな書き方なので、特に紹介しませんでした。 しかし、本日はal qods al arabi net とal arabiya net の2がこの件に関して、記事を書いていて、両者はエジプト軍参謀総長の仲介で会談することになっていると報じています。 また双方とも、13日の予定されていた会談は14日に延期となり、13日セラージュ首相は打ち合わせのためにエジプト参謀総長と会談しただけであったとしています。
セラージュとhaftarのカイロ会談?? 2017年02月15日 10:43 リビアエジプト リビア情勢は複雑怪奇だと何度も書きましたが、その怪奇さは、今回のセラージュとhaftarのカイロ会談問題で頂点に達した模様です。 ・エジプトの参謀総長が仲介して、両者が12日カイロに到着して、13日会談予定であったのが、15日に伸びたというところまでは報告したかと思いますが、問題はこの後です。 ・al qods al arabi netは、両者の会談実現は失敗し、セラージュは帰国の途についていると報じています。 その理由について、リビア紙によると、政治合意(スヘイラート合意のことかと思われる)の修正に固執したhaftar将軍が、セラージュとの会談を拒否したからとしています。 ・これに対して、al jazeera net は、同様の話を書いているが、他方エジプト筋の話として、当初haftar が会談
リビア情勢(カイロ会談の不発) 2017年02月15日 21:38 リビアエジプト カイロにおけるリビアの3者会談(セラージュ統一政府首相とhaftar 将軍とトブルク議会議長)があったのか否か等については、朝方も錯綜した情報があり、真相は不明であると書いておきましたが、どうやら3者会談は実現しなかったようです。 この問題について、統一政府のセラージュ首相は、サウディ系のal sharq al awsat紙とのインタビューで、会談はhaftar 将軍とトブルク議会議長が、彼と会うことを拒否したために実現しなかったと語ったとのことで、結局はエジプトの参謀長がそれぞれと個別に会談したことで終わった模様です。 セラージュは、さらに関係者が集って、それぞれ考えていることを述べ合うことが重要で、条件を付けるべきではないと述べた由で、これからすると残りの二人が会談するための条件を出し、そのために会談が
2017リビア北アフリカ地域 公開日:2017/02/08 国民合意政府(GNA)と東部政府に分裂しているリビアを統一するため、周辺の諸外国が外交活動を活発化させている。このなかで見えてくるのは、国連、EU、欧米諸国、ロシア、アラブ諸国という東西いずれかの政府を支持する諸外国・組織が、東部で絶大な影響力をもつハリーファ・ハフタル・リビア国民軍総司令官を将来の統一政府に参加させることで意見を一致させつつあるという事実である。 これまで国連、EU、欧米諸国はGNAをリビアの正統な政府、東部の代表議会を正統な立法府とみなす一方で、GNAの承認を拒む代表議会と東部政府を批判してきた。しかし昨年末から、東部のハフタルを統一政府に参加させることを検討している旨の発言が増えている。他方、ロシア、エジプト、UAEは、GNAの正統性を認めつつも実質的には東部政府を支持しているが(ロシアに関しては『中東かわら
IS細胞の摘発(モロッコ) 2017年01月30日 15:45 モロッコIS 対IS戦争で、一番弱い輪がリビアで、リビアがテロリストや武器の周辺国への輸出基地になっていることは何度も報じられていますが、今度はモロッコで、ISの細胞が摘発されたところ、彼らは武器をアルジェリアを通過して、リビアからモロッコに密輸し、各種のテロを計画していたとのことです。 リビアについてはチュニジアが音頭を取って、近くアルジェリアとエジプトの3国首脳会議開かれることになっていますが、不思議なことにスヘイラート合意のできたモロッコが入っていません。 おそらくは西サハラをめぐるモロッコとアルジェリアの対立が、まだ尾を引いているのかと思いますが、伝統的にモロッコは最も親欧米の「頼りになる国」で、米国の共和党大統領の時にはいつも軍事協力などをしていた関係にあり、おそらくトランプ政権の策定している今後の対IS作戦にはモロ
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