ワルサーPPK(Walther PPK)は、ドイツのカール・ワルサー社が開発した小型セミオートマチック拳銃で、警察用拳銃として開発されたワルサーPP(Polizei Pistole)を私服刑事向けに小型化したものである。 名称の“K”は、もともとドイツ語で「刑事用」を意味するクリミナール(Kriminal)の頭文字だが、一般には「短い」を意味するクルツ(Kurz)の頭文字だと解釈されることも多い[1]。 概要[編集] 中型拳銃として開発されたワルサーPPを小型化したもの。ダブルアクショントリガーなどの内部機構はほぼ同一で、一部の部品には互換性がある。 使用弾薬は、.22LR弾・.25ACP弾・.32ACP弾・.380ACP弾(9mm Kurz)など。 PPKは、ジェームズ・ボンドの愛銃としても知られ、特にアメリカ合衆国の民生用拳銃市場で人気の製品となった[2]。1968年に小型拳銃の輸入規