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組版と日本史に関するFeZnのブックマーク (1)

  • 印刷史の盲点 - 記憶の彼方へ

    『印刷史/タイポグラフィの視軸』(asin:4916043820)の「近代日活字史の基礎知識」で、府川充男氏は江戸期の書体に関して当時の身分差別の観点から次のように述べる。 江戸期に、庶民が明朝体の書物を読んだりすることはまずありえませんでした。つまり明朝体は智識階級だけが読む文字だったわけです。(22頁) この一文に関する脚注にはこうある。 庶民の子供が通う手習いで教わる漢字は恐らく数百のオーダーを出なかった。また漢字も行草が基であって、日常読み書きならわす文字は行草プラス仮名が主体であった。草子の類いの紙面に現れる漢字もせいぜい数百、しかも庶民を対象とする書物では漢字にすべて振り仮名が付いていた。対して武士の子弟は三字経、千字文から始まって徹底的な漢字教育を受けた。漢文、漢籍の文字は楷書ないし明朝体であった。武士や僧侶と庶民とでは、<文字生活>に階級的な隔絶があったのである。(2

    印刷史の盲点 - 記憶の彼方へ
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