フリー・フォント・ライセンスの現状 - SourceForge.JP Magazine
このところ、フリー・フォント・ライセンスを巡る動きが活発である。少し遡るが、Bitstream Veraライセンスが数年前に登場した。その後のほとんどのフリー・フォント・ライセンスが、その出発点に置くライセンスである。1月末にはSIL Internationalの一部門Non-Roman Script InitiativeがSIL Open Fontライセンスを発表し、続いて3月にはSTIXライセンスの新しい草案が発表される（フォントはベータ版が4月、最終版は6月の予定）。いずれもフリー・オープンソース・ソフトウェア（FOSS）コミュニティの助言を受けて書かれ、フォント・デザイナーの考え方とコミュニティの理念の両立を目指している。 こうしたフリー・フォント・ライセンスは、本当に設定する必要があるのだろうか。これらのライセンスはフォントの複写や変更を許容しているが、それならばフリーソフトウェ
Microsoft社のマーケティング担当重役がオープンソースへ転身 - SourceForge.JP Magazine
Webアプリケーション開発のOpenLaszloプラットフォームで知られるLaszlo Systems社が、Microsoft社からKent Libbeyを引き抜き、CMO（マーケティング担当重役）に据えた。 Libbeyと言えば、過去2年半、Microsoft社のTVソフトウェア（IPTV）部門で製品マーケティングの指揮をとってきた人物である。Laszlo社への移籍後は、当然、Earthlink社を始めとする通信業界の大手顧客や、IBM社のような従来からのパートナーのサポートを担当するが、加えてオープンソースコミュニティへの働きかけにも携わる。 Libbeyにとって、オープンソースソフトウェアとの関わり合いはこれが初めてである。Microsoft社が「閉じたドアの向こう」でFOSSをどう言っているかには触れず、ただ、OpenLaszloの今後に参加していけることが楽しみだ、と語った。「
業界誌による誤報：Linuxの利用は無料のはず - SourceForge.JP Magazine
業界誌がまた失態を引き起こした。目下、Inquirer誌をはじめとする一部の業界メディアは誤った報道をしているが、オーストラリアの企業が支払いを請求されることになった5,000ドルは、Linuxの利用料ではない。OSとしてのLinuxは商用であっても無償で利用できるのだ。利用料が必要になるのは、商標であるLinuxの名前を企業や事業の名称として利用する場合である。 こうしたことは目新しいことではなく、ここ数年ずっと続いている。「マッドドッグ」の異名をとるJon Hall氏の率いる米Linux Internationalが設立されたのも、知的財産権を無視し、侵害する者たちからLinuxの商標権を保護するためであった。商標化された名前を無断で使用した結果として、オーストラリアの企業が支払いを求められることになった、というのが今回の真相である。 原文
バージョン番号の衰亡 - SourceForge.JP Magazine
私はソフトウェアバージョン番号マニアを自認しているが、その立場から言わせてもらえば、最近のFOSS界はどこか変である。ユーザも開発者も、混乱と釈明のブラックホールに自ら足を踏み入れているようだ。 最初にそう実感したのは1週間前のことである。私はScott Robert Laddが書いたGCC 4.0についてのレビューを読んでいた。このレビュー自体は的確で、しっかりした根拠もあり、よく考えられたものだった。読み応えのある記事だったと思う。問題は、記事の締めくくりに書かれた次の一文だ。 ... x.0.0リリースに製品の完全な機能を期待している人など1人もいない。GCCのように複雑なソフトウェアシステムではなおさらそうだ。 そんな馬鹿な。歴史的に見ても、x.0リリースと言えば完成した製品を指すはずである。だからこそ、リリースチームは、最後のバグ退治を進めている最中の成果物にギリシャ文字の接
s-yamane のジャーナル - SourceForge.JP Magazine
最新Webブラウザに向けたWebサイト開発テクニック[10/10更新] 2008年になり、FirefoxやInternet Explorer、Operaといった主要Webブラウザが相次いでメジャーバージョンアップ...
メタライセンシング - SourceForge.JP Magazine
フリー/オープンソース・ソフトウェアの世界では、さまざまなライセンスが利用されている。このような充実したラインナップには、メリットもデメリットもある。コードの利用者にどこまでの作業を認めるかは開発者によって違うため、別々のライセンスが必要になるが、その一方で、ライセンスの多くは、他のライセンスが適用されている製品の中でコードを使用すること（クロスライセンス共有）を認めていないのだ。しかし、この問題を解決できるかもしれない特殊なライセンスがある。それがメタライセンスだ。 フリー・ライセンスの選択肢が多いことは良いことだ。開発者が、作品を他の人々に利用してもらう上で、自らの意向に合ったライセンスを見つけられなかったとしたら、その作品をフリー・ソフトウェアとして公開すること自体を思いとどまってしまうかもしれないからだ。オープンソースの世界には、ソフトウェアの利用に何の制約も設けないBSDタイプの
合法的目的とオープンソース性、それがBitTorrentを訴訟から守る - SourceForge.JP Magazine
Loki TorrentのWebサイトは、先月、アメリカ映画協会（MPAA）によって閉鎖に追い込まれた。しかし、そのLoki Torrentが無償かつ無許可のファイル共有サービスを提供するために利用していたオープンソース技術BitTorrentは、映画産業など、コンテンツ提供者のターゲットにはなっていない。このソフトウェアの目的が合法であることが主な理由だが、法律の専門家によれば、オープンソース・ソフトウェアであることも理由の一つだという。 「あのソフトウェアはオープンソースです。一体、誰を追及するというのでしょうか」。サンフランシスコの法律事務所Townsend and Townsendのパートナーで知的財産を扱う弁護士Phil Albertは言う。「ソフトウェアの作者を追及すれば、追いつめて二度と関わらないと言わせることはできるでしょう。しかし、それでどうなりますか？ あれはオープンソ
WineでWindowsウィルスを動かす - SourceForge.JP Magazine
Windowsユーザばかりが、ウィルスを取っていくなんて狡い。Linuxユーザだって少しは楽しんでもいいではないかと私は思うのである。それだからというわけではなかろうが、Wineプロジェクトに携わる人たちのお陰で、Linuxユーザも「ウィルスを捕まえる」ことができるようになった――とはいっても、ささやかなものではあるが。 ことウィルスに関する限り、Linuxはユーザ・フレンドリでは全くない。何せ、ウィルスを探し出して動かす必要があるのだ。Windowsなら、ウィルスが勝手に動いてくれるというのにだ。GNU/Linuxの開発に携わる者は、この歴然たる落差を埋めるべく善処すべきである。 しかし、ウィルスを集めている我が友人たちを煩わせる必要はなかった。bogofilterで選り分けたメールの分厚い束をひっくり返すと、ウィルスが大量に見つかったからだ。そこで、APTで手に入れたClamAVに私
2005年、経営陣がオープンソースに期待すること：5つの予測 - SourceForge.JP Magazine
先日、IDCがLinuxサーバの市場規模は2008年までに90億ドルを超えるだろうという予測を示した。考えてみると、これは実に驚くべき報告である。 これはつまり、今後数年の間に、Sun、IBM、Dellといった大手のハードウェア企業が文字どおり数十億ドルものLinux用サーバを販売することになるだろうということだ。十億、十億と気軽に言っているが、これは実に莫大な金額だ。しかも、Linuxは氷山の一角でしかない。オープンソース界には文字どおり数千種類ものアプリケーションがあり、その発展スピードは加速しつつある――それも大幅にだ。 では、2005年のオープンソース界にはどんな新しい話題や驚きがあるだろうか？ いくつか予測してみよう。 1. 業界アナリストや経営者が、Linuxのような完成したオープンソース・アプリケーションよりも、オープンソース・プログラミング・ライブラリの方がずっと重要で
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フリー/オープン・ソース・プロジェクト管理の要諦 - SourceForge.JP Magazine
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オープンソース・ソフトウェアを楽しむ君へ。今こそ君の出番だ - SourceForge.JP Magazine