わたしにとって生まれて初めての、おそらくは史上初であろう"サッカー"ならぬ"作家"のパブリックビューイングに、大変大勢の方々にごお集まりいただいたことに驚き、そして感謝いたします。このような特別な形でNHKBSプレミアム『全身編集長』を鑑賞出来たことに身に余る感動を覚え、年甲斐もなく胴震いした一夜でした。 会場のみなさんと一緒にテレビ画面を観ながら、大声をあげて笑い、人知れずそっと涙ぐみ、ユーモアとペーソスがよく絡み合ったサノの演出に脱帽しました。わたしにとって週刊プレイボーイ時代はまさに人生の真夏日だったのですが、再現ドラマを観ているうちに、あの疾風怒濤の日々が昨日のごとく蘇り、熱いものがこみ上げてきたことをここに告白します。やはり人生の悲劇とは「記憶の重荷」なのかもしれません。 現実のわたし以上に格好良く演じてくれた新井浩文さん、今東光大僧正になりきってくれた毒蝮三太夫さん、文豪開高健