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歴史と性と書評に関するLouisのブックマーク (3)

  • 冷酷は時代を超える「吉原花魁日記」 - 深町秋生の序二段日記

    ベストセラーとなっている「吉原花魁日記」を読んだ。いやはや強烈な一冊だ。 作者は森光子という人だが、ジャニーズ好きのでんぐり返り大女優のほうではない。大正13年に19歳で吉原に売られた花魁のリアル日記である。大正15年に、柳原白蓮(筑紫の女王とか大正三美人と呼ばれた歌人。マンガみたいなすごい経歴のオーナー)に認められて、日記が出版。当時も大きな波紋を呼んだのだそうな。 光子はこの日記と続編の2冊を出しているが、その後の消息は不明。このの著作権継承者も不明となっている。 花魁というと、華やかな感じがするが、つまりは女郎である。群馬の田舎に住む貧しい家の少女が、周旋屋(ブローカー)に「酒のお酌でもしていれば、こんな田舎とは比べ物にならないほどいいメシが喰えて、いい着物が着られる。とっても楽な仕事だよ」と、言いくるめられて吉原に売られるところから始まる。もっとも、親の多額な借金でもはや身動きな

    冷酷は時代を超える「吉原花魁日記」 - 深町秋生の序二段日記
    Louis
    Louis 2017/01/14
    「光子はこの日記と続編の2冊を出しているが、その後の消息は不明。この本の著作権継承者も不明となっている」2010年に復刊されたばかりなのか
  • いつの時代でも、どのような立場でも、性産業で働く人々は存在する

    吉原、と聞いて何をイメージするだろうか。 江戸時代、豪華絢爛な衣装を着た、最上級の遊女「花魁」が練り歩く華やかな通りか。今は亡き、「赤線」があった土地か。それとも、売春防止法が施行されている現代、性風俗サービス店が多く集まる土地としてか。 遠い昔か、現在か、私が「吉原」に持つイメージはこの2つであった。それをつなぐもの――。 著者 森 光子 出版日 2010-01-08 当時、日には公娼制度があった。限定地域内の登録者のみが、「娼妓」として、売春を許可するという法律があったのだ。光子は家の借金のために、売られることになった。自分がこれから売春するのだとしらないまま、法に則って「娼妓」となる。酒席で酔客の相手をするだけと信じ込まされている彼女が、そのまま警察署で手続きを行わされ、合法的に「娼妓」になる過程が、克明に記録されている。 当時も法律上では、娼妓になるのも辞めるのも人の自由で、強

    いつの時代でも、どのような立場でも、性産業で働く人々は存在する
    Louis
    Louis 2017/01/14
    森光子『吉原花魁日記』、荻上チキ『彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力』、メリッサ・ジラ・グラント『職業は売春婦』の書評。大正の花魁が書いた『吉原花魁日記』、表紙がこうの史代なんだ。
  • 【書評】中世ヨーロッパの「夜の営み」がめんどくさすぎる - 東京フルスロットル

    (画像出典:http://store.ponparemall.com/acomes/goods/40692/) おまえは、か別の女と、犬のように背後から結合しなかったか。もししたのなら、パンと水だけで過ごす10日間の贖罪を果たさなければならない。 出典:西洋中世の愛と人格 阿部謹也著 朝日新聞社 P.102 中世ヨーロッパでの社会的なルールはカトリック教会に規定されていたことでしょう。まさか「夜の営み」や男女関係にまで厳しく言及しているとは思いませんでした。これを現代の男女関係と比較すれば息苦しさと違和感を覚える事間違いないしです。 誤解を恐れずに高校世界史レベルに単純化すれば、中世ヨーロッパは禁欲的で、呪術・動物らしきを嫌うのだと表現できます。これらはローマ・カトリック教会経由の「神の思し召し」ではありますが、注目すべき現代との価値観の違いは「夜の営み」にあると強烈に実感しました。 以

    【書評】中世ヨーロッパの「夜の営み」がめんどくさすぎる - 東京フルスロットル
    Louis
    Louis 2016/05/17
    「その一方で日本人はこうした関係性が「個人」と「世間」との関係に規定できるのではないかと考察されています」国教規模の宗教による性への介入(体位まで規定するレベル)は日本ではなかったのか、気になるところ
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