1.はじめに 小学館の漫画雑誌、「ビッグコミック スペリオール」で、「かびんのつま」という化学物質過敏症を取り上げた漫画が連載されています。作者はあきやまひできという方です。あきやま氏が化学物質過敏症患者である妻を支える姿がノンフィクションとして描かれています。先日コンビニで何気なく雑誌を立ち読みしたら、この漫画が目に留まりました。この漫画自体は以前より知っていましたが、興味がなかったので読んだことはありませんでした。雑誌を買って初めて読んでみて、内容のダメさに驚いたので記事にします。連載を1回読んだだけで問題点がすぐにわかりました。 2.ダメな点 (1)科学的に疑問 実際の漫画は、1ページ目から突っ込みどころ満載の内容でした。 合成ゴムのスリッパを履くと、スリッパに含まれている化学物質が体内に侵入し、呼吸が苦しくなる。底が畳になっているスリッパを履くと平気だ。 「皮膚から微量の毒物が侵入