単行本紙・電子累計100万部突破中の『明日、私は誰かのカノジョ』。レンタル彼女・パパ活・整形・ホス狂と夜の街を舞台に生きる女性たちを描き、そのリアルな描写が女性たちの共感を呼んでいる。なぜここまでリアルに描けるのか、作者の「をのひなお」さんに聞いた。(前後編の前編/後編を読む) ◆◆◆ 『明日、私は誰かのカノジョ』を描くに至るまで ーー若い世代に大人気の漫画ですが、パパ活やレンタル彼女など少しアングラなテイストのこの作品を描こうと思ったきっかけって何かありましたか?
1月からNHKでドラマが始まった『大奥』のほか、『きのう何食べた?』などを手がける漫画家よしながふみさん。人生観や仕事観、過去作品への思いなどが、三百数十ページにわたってつづられた『仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ』(フィルムアート社)も話題に。よしながさんは2010年に『大奥』で、ジェンダーへの理解に貢献したSF・ファンタジー作品に贈られる「ジェイムズ・ティプトリー・Jr賞」を受賞しました。多様な性や人生のあり方を描いた作品を多数世に送り出しているよしながさんに、創作の原点やジェンダーへの違和感、作品に込めた思いを聞いていきます。全3回でお届けします。 (1)よしながふみ 「女が差別される」社会で生きる道探した ← 今回はココ (2)よしながふみ 多様性や社会の問題は、物語ににじみ出る (3)『大奥』作者 誰もがマイノリティーでマジョリティー 「稼げる生き方」を目指した小学
『レッツ&ゴー』以来!? “女子人気も獲得したコロコロ作品”として話題沸騰の『ブラックチャンネル』とは 「コロコロコミック」は小学生男児をコア読者とするマンガ誌だが、例外的に女子、それも小学生より年が上の世代の女子からも支持される作品があった――こしたてつひろ『爆⾛兄弟レッツ&ゴー』(1994年~99年連載)だ。 そして『レッツ&ゴー』以来、約四半世紀ぶりに10~20代の熱烈な女性読者を獲得している「コロコロ」連載作品が現れた。2020年から連載が始まった、きさいちさとし『ブラックチャンネル』である。 コミックス1~5巻で累計20万部突破(電子含む)と、雑誌は売れてもコミックスはなかなか動かないと言われる「コロコロ」作品としては異例の売れ行きを見せている。 だが、アニメ化もされていないのになぜ女性に発見されたのか? 『ブラックチャンネル』とはどんな作品なのか。編集部に訊いた。 なぜ女性に発
1万2580ページを分析 王道の「ハイスペック王子様」 BLとの違いは? 女性向けの漫画雑誌における恋愛表現を、片っ端から調べまくった人がいます。2016年に発行された28誌356作品、1万2580ページ。しかもそれを、統計的手法で分析したというのです。恋愛漫画、それは女性のファンタジーが詰まった世界。女心の奥底を、数字からのぞいてみましょう。(朝日新聞東京社会部記者・原田朱美) 1万2580ページを分析 調べたのは、牧田翠さん(ペンネーム)。男性です。 ごく普通の、30代の会社員です。 分析対象は、4ジャンル。「りぼん」などの児童誌(3誌)、「花とゆめ」などの一般誌(8誌)、性的要素が濃くなるティーンズラブ誌(13誌)とレディースコミック誌(4誌)です。 2016年に発行された4ジャンルの28誌の356作品、ページにすると1万2580。もちろん自腹です。 うーん。「よくやりましたね」の一
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