名古屋市の河村たかし市長は31日、市役所で定例記者会見に臨んだ。前日に放送された、自身の市長選挙や愛知県知事に対するリコール運動を追った東海テレビのドキュメンタリー番組に対して「あまりにひどい」と反発。BPO(放送倫理・番組向上機構)への申し立ても検討していると述べた。 【動画】東海テレビのドキュメンタリー番組に反発 名古屋・河村市長が定例記者会見で 番組のタイトルは『大名古屋狂詩曲(ラプソディー)』で、30日午後に東海地方で放送された。 大村秀章・愛知県知事に対するリコール運動が署名偽造事件に発展する中、市長選で4期目の当選を果たしたものの、大幅に得票を減らした河村市長を密着取材。河村たかし氏のこれまでの政治家人生を検証しつつ、署名偽造事件の背景も探り、さらには民主主義についても考えようという約1時間のドキュメンタリー番組だった。 番組では、署名偽造事件に対して河村市長の説明責任を求める