打って走って怒られて。まさにモーガン劇場だった。DeNA・モーガンは来日初実戦の紅白戦を終え「きょうは楽しめた。仲間と戦う雰囲気を味わえた」と満足げに振り返ったプレーはあらゆる意味で衝撃だった。 紅組の3番・DHで出場予定だったが、白組の下園が体調不良で欠場すると白組での出場も志願。 紅組の初回1死三塁で国吉の外角高めのボール球に反応して右前適時打を放つと、直後の白組の初回にも打席に向かい、加賀美から左前打。初回だけで2安打を放ち、初盗塁も決めた。 これだけで終わらない。二盗直後にアウトカウントを間違え、二塁を飛び出すボーンヘッド。さらに、一塁ベンチから「味方を鼓舞するために」英語で絶叫していたところ、三塁ベンチの友利投手コーチから「モーガン!シャラップ!」と怒鳴られた。 それでも中畑監督は「カウントを間違えるあたりが俺と似ている。見出しになりたいことをするタイプかな」と頼もしそうに見つめ