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ブックマーク / movie.maeda-y.com (18)

  • 超映画批評「日本と再生 光と風のギガワット作戦」75点(100点満点中)

    「日と再生 光と風のギガワット作戦」75点(100点満点中) 監督:河合弘之 取り残されてゆく日 変化を体感できるドキュメンタリー映画ほど観客が熱中するものはない。まして社会そのものを変える意欲に満ちた映画ともなればその興奮たるや想像に余りあるが、日でそこまでの影響力を映画が持つことは少ない。その、数少ない映画の一つになろうというのが、反原発訴訟の中心弁護士、河合弘之監督による作品群である。 その3作目となる作は、これまでの脱原発に加えてその代案としての「自然エネルギー」を徹底的に分析する。批判だけならだれでもできる、では原発をなくしたあとの未来はどうあるべきか。それが監督が描こうと試みた主題である。 この手の反原発モノは腐るほどあるから、いいかげん見る側も飽き飽きしているかもしれないが、さすがは異業種監督。この映画は最初の1秒目から、凡百の反原発映画との違いを見せつける。いきなり

    Louis
    Louis 2017/03/05
    「多くの日本人、愛国者が同じように感じることだろう。中国人のおそるべきしたたかさと現実主義についてコメントする監督の声が、いつまでも心にこだまする」お、おう
  • 超映画批評「シン・ゴジラ」90点(100点満点中)

    「シン・ゴジラ」90点(100点満点中) 監督:樋口真嗣 出演:長谷川博己 竹野内豊 ハリウッド版をすら凌駕する、これぞ2016年の日にふさわしい新ゴジラ 私は「シン・ゴジラ」が完成した直後、その事をある制作スタッフから聞いた。やがて試写予定についても別会社のスタッフから知らされていた。だが結局、公開までに通常の大々的なマスコミ向け試写会は行われなかった。 あの庵野秀明総監督の事だから、完成といいつつポスプロの沼に嵌ったか、あるいは初号試写を見た宣伝チームが急きょ事前に我々に見せることをやめる判断をしたのか。いずれにしても映画ライターの間ではこういう場合、ろくな結果にならないとの経験則がある。 しかも、たまたま見に行った都心の映画館の入りがきわめて悪かった(上映10分前の段階でなんと私一人)事もあり、不安は増大する一方だったが、なかなかどうして、「シン・ゴジラ」は期待をはるかに上回る大傑

    超映画批評「シン・ゴジラ」90点(100点満点中)
    Louis
    Louis 2016/07/30
    アマルフィより高得点!(お・約・束)しかし未だにこの人の超映画評、信用してる人が多いのか面白い。
  • 超映画批評「マッドマックス 怒りのデス・ロード」95点(100点満点中)

    「マッドマックス 怒りのデス・ロード」95点(100点満点中) 監督:ジョージ・ミラー 出演:トム・ハーディ シャーリーズ・セロン 弱き者たちの反撃 「マッドマックス」なんて化石みたいなシリーズあったなあと、ほとんどの人が思うだろう。この4作目はもともと15年も前に企画された続編で、トラブル続きで制作が中断して今に至る。こうした経緯をたどった企画、ましてタイトルロールのメル・ギブソンでさえ嫌気がさして降板したというのだから、どう考えてもダメ作確実である。 荒廃した世界をさまようマックス(トム・ハーディ)は、この辺りを牛耳るイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)から、貴重な水やガソリン、そして妊娠できる女たちを奪いトレーラートラックで逃げてきた女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)と出会う。成り行きから彼女らに加勢することになったマックスだが、背後にはジョーが率いる無法者集団が迫って

    Louis
    Louis 2015/06/21
    アマルフィより高得点!
  • 超映画批評「3on3 スリー・オン・スリー」70点(100点満点中)

    『3on3 スリー・オン・スリー』70点(100点満点中) 強烈な個性とセンスのいい「テキトーさ」がいい ヒップホップ界のスター、ラッパ我リヤが主演した近未来スポーツ・アクション映画。 まあ見るからに低予算で、そのクォリティはビデオ映画並。だが、決してつまらない映画ではない。そこが実に意外だった。(失礼) まず、ふんだんに使っているCGが面白い。嘘っぽいのをわかった上で、確信犯的に楽しく使っている。こういうのは非常に好感が持てる。 また、カメラワークが案外良くて、アクションシーンがなかなか見れるのだ。バスケットボールを、これだけ楽しく、ばかばかしく、迫力をもって演出できるというのは大したものだ。 さらに、音楽がいい。あれ、映画音楽的にかなりいけるよ。意外なまでに感動的なスコアだ。それに比べると挿入歌のラップはイマイチだった。ラッパ我リヤ、そっちが業じゃなかったのか? だが彼ら3人は、ラッ

    Louis
    Louis 2015/05/22
    前田大先生が『3on3』をご覧になっていて、しかも絶賛していて驚いた。とは言え『アマルフィ(90点)』より下。
  • 超映画批評「ルパン三世」3点(100点満点中)

    「ルパン三世」3点(100点満点中) 監督:北村龍平 出演:小栗旬 玉山鉄二 珍映画史・新たなる伝説 邦画における「漫画原作の映画化」において、珍作ということで必ず話題に上るのが「ルパン三世 念力珍作戦」(74年)である。何十年たっても語り継がれるほど難しい題材なのに、それをまた実写にしようというのだからよほどの自信があるのだろうと思われたが、ふたを開ければ念力珍作戦を上回るトンデモ映画であった。 若き大泥棒ルパン三世(小栗旬)は泣く子も黙る大泥棒だが、峰不二子(黒木メイサ)を救うため、せっかく盗んだ大事なお宝を簡単に手放すほど情に厚い男。ところがその優しさを利用され裏切られたばかりか、大恩あるドーソン(ニック・テイト)の命まで奪われてしまう。そんなルパンは信用できそうな次元(玉山鉄二)と組み、さらに石川五ェ門(綾野剛)を呼び寄せ秘宝をめぐる復讐戦に挑む。 キャスティングはどうあれ、「念力

    超映画批評「ルパン三世」3点(100点満点中)
    Louis
    Louis 2014/08/29
    (アマルフィ以降もここの映画評を真に受けてる人っていたのか……)
  • 超映画批評「ガッチャマン」4点(100点満点中)

    「ガッチャマン」4点(100点満点中) Gatchaman 2013年8月24日公開 全国東宝系 2013年/日/カラー/113分/配給:東宝 原作:竜の子プロダクション 監督:佐藤東弥 脚:渡辺雄介 スタントコーディネーター:小池達朗 キャラクターデザイン:荒牧伸志(『APPLESEED』監督) VFX:白組 キャスト:松坂桃李 綾野剛 剛力彩芽 濱田龍臣 鈴木亮平 光石研 剛力ジュンが、原作ファンを過激に挑発 先ほど更新した「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の記事で、「邦画エンタテイメントはハリウッドに比べて社会問題をテーマにするのが下手」と述べたが、その典型例がこれである。しかも、娯楽と時事性を高度に両立させて国の批評家筋から高い評価を得た前者と同週公開とは皮肉である。 21世紀初頭、侵略者ギャラクターにより地球の半分が壊滅した。彼らに対抗できるのは「石」の力を引き出せ

    Louis
    Louis 2013/08/23
    もう『アマルフィ』90点『アンダルシア』35点以降、前田さんの映画評は「オダルフィ好きの映画評」という捉え方しかできなくて/というかまだ続いてたのかという驚き
  • 超映画批評「おおかみこどもの雨と雪」40点(100点満点中)

    「おおかみこどもの雨と雪」40点(100点満点中) 2012年7月21日公開 全国東宝系 2012年/日/カラー/117分/配給:東宝 監督・脚・原作:細田守 脚:奥寺佐渡子 キャラクターデザイン:貞義行 声の出演 宮崎あおい 大沢たかお 黒木華 西井幸人 林原めぐみ 意欲的な試みも不協和に終わる 細田守監督の最新作は、おとぎ話のなかにリアルな出産子育ての物語を入れ込むという、極めて意欲的な作品である。 これを監督は、子供たちにとっては楽しいおとぎ話、若者にとっては、子育ての驚きと憧れ、そして親たちには子供の成長を懐かしがれるようにと、全年齢向けにアピールすべく脚を作り上げた。 だが、それらはもともと混ざり合うことのできない要素であった。また、その試みにアニメーションというジャンルや彼のタッチが適切だったかについても疑問が残る。 大学生の花(声:宮崎あおい)が恋に落ちた男性は狼男

    Louis
    Louis 2012/07/29
    『アマルフィ』の半分以下か…/「生理的に」って批評として許される言葉なのかちょっと気になってます
  • 超映画批評『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』60点(100点満点中)

    『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』60点(100点満点中) 2011年6月4日公開 全国東宝系 2011年/日/カラー/125分/配給:東宝 総合プロデュース:秋元 康 原作・脚:岩崎夏海 監督・脚:田中誠 出演:前田敦子、瀬戸康史、峯岸みなみ、川口春奈、大泉洋 ≪前田敦子の魅力爆発、これで1位は確実か≫ 絶賛開催中のAKB48第3回選抜総選挙では、グループの代名詞的存在として引っ張ってきた前田敦子が2位に甘んじるという意外な途中結果が発表された。やはり顔より胸なのかと全女子を落胆させるところであったが、ミスター5500枚こと熱烈な大島優子ファンの存在が明らかになるなど、その要因はいまだ明らかではない。 もっとも武道館で行われる6月9日の最終開票日直前には、前田敦子初主演作『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

    Louis
    Louis 2011/06/08
    アマルフィのときの2/3くらいしかお金貰えなかったのかしら/冗談はともかく、この人本当に「映画」の評論が出来ないんだな…と再確認。
  • 超映画批評『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』45点(100点満点中)

    『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』45点(100点満点中) 2010年7月3日公開 2010年/日/カラー/141分/配給:東宝 監督:広克行 製作:フジテレビジョン/アイ・エヌ・ピー 制作プロダクション:ROBOT 出演:織田裕二 柳葉敏郎 深津絵里 ユースケ・サンタマリア 伊藤淳史 内田有紀 ≪苦労がうかがえるが、これで満足しろというのは厳しい≫ 『踊る大捜査線 THE MOVIE』のような特別なブロックバスターは、いわば邦画ビジネスの頂点に位置する存在としてあらゆる人々の目を「映画」に向ける重要な役割を担っている。これをきっかけに人々は久々に映画館へと足を運び、そこでさまざまな宣材、予告編、あるいは映画館独特のムードに触れる。そして「次はあれを見に行ってみるか」と感じてくれるのである。そうやってビジネスの裾野が広がる。この流れはどこの国でも同じだ。 だから

    Louis
    Louis 2010/07/12
    『アマルフィ』90点(100点満点中)の半分か……
  • 超映画批評『涼宮ハルヒの消失』80点(100点満点中)

    『涼宮ハルヒの消失』80点(100点満点中) 2010年2月6日からロードショー 2010年/日/カラー/163分/配給:角川映画 監督:石原立也 監督:武康弘 脚:志茂文彦 脚協力:谷川流 声の出演:平野綾 杉田智和 茅原実里 後藤邑子 小野大輔 桑谷夏子 人気が出るのもよくわかる入魂の一作 ライトノベルも深夜アニメも見ない私としては、涼宮ハルヒと遭遇する機会はまずないだろうと安心していた。だから角川の編集者に、いかに熱くその魅力を目の前で語られろうとも、これまでは軽くいなすことができた。 だが映画化されるとなれば話は別だ。もう避けて通るわけには行かない。 しかし、よりにもよってインターネット上でこのタイトルについて下手なことを書けば、間違いなく批評家生命を失うことになろう。そんな恐るべきプレッシャーの中で、しかし私は命がけでこの記事を書くことに決めた。 クリスマスが近いある日。

    Louis
    Louis 2010/02/05
    え?『アマルフィ』(90点)より低いの?駄作好きの私ですら映画館で苦笑いだったあの映画より低いって……。
  • 超映画批評『花都大戦 ツインズ・エフェクトII』20点(100点満点中)

    『花都大戦 ツインズ・エフェクトII』20点(100点満点中) 予想外にダメだったジャッキーの息子デビュー作 ジャッキー・チェンの息子ジェイシー・チェンの映画デビュー作。競演は香港の人気アイドルTWINSのお二人。この1点を理由に、前作とは一切関連がない内容ながら『ツインズ・エフェクト2』の副題がついている。アクションを見せ場にしたアイドル映画だ。 古代、中国の近くに女人国があった。ここでは圧倒的な権力を持つ女帝のもと、すべての男は奴隷であり、まだあどけなさの残るスプリング(シャーリーン・チョイ)も奴隷商人として身を立てていた。そんなある日、女帝のもとから前王朝復活の鍵となる石版が盗まれる。やがてそれを手に入れた落ちこぼれ旅芸人の青年チャー(ジェイシー・チェン)は、それを宝の地図と勘違いしてスプリングらと旅に出るが……。 香港では、人気アイドルの主演映画ということで、結構なヒットを飛ばした

    Louis
    Louis 2009/12/04
    フジの深夜枠で放送してたので見た/アマルフィの1/4以下の点数の映画とは思えないけどなぁ…/というかアイドル映画としての観点で採点してほしかったです
  • 超映画批評『仏陀再誕』25点(100点満点中)

    『仏陀再誕』25点(100点満点中) 2009年10月17日(土)公開 2009年/日/カラー/114分/配給:東映 原作/大川隆法『仏陀再誕』 監督/石山タカ明 脚/大川宏洋 声の出演:子安武人 小清水亜美 吉野裕行 白石涼子 置鮎龍太郎 悟りにチャレンジ 『仏陀再誕』は、この秋300万人の動員を目標とする、日アニメーション期待の超話題作である。 女子高生、天河小夜子(声:小清水亜美)は、名物記者の金元にあこがれ、ジャーナリストを目指している。ところがその金元が自殺して以来、彼女には霊のようなものが見えるように。一方、ある宗教団体の教祖は奇跡を連発、テレビで大人気となるが……。 子安武人や銀河万丈、三石琴乃といった実力派声優と、業界有数のVFXスタッフをそろえた、まさにジャパンアニメーションの総力を結集した超大作。エル・カンターレことブッダの生まれ変わり、大川隆法(幸福の科学)が製

    Louis
    Louis 2009/10/16
    アマルフィと同じくらいの高得点なら面白かったのに!
  • 超映画批評『アマルフィ 女神の報酬』90点(100点満点中)

    『アマルフィ 女神の報酬』90点(100点満点中) 2009年7月18日(土)全国東宝系ロードショー 2009年/日/カラー/125分/配給:東宝 原作:真保裕一 監督:西谷弘 主題歌:「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」サラ・ブライトマン 製作:亀山千広 企画・プロデュース:大多亮 出演:織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市 2009年夏のイチオシ 今年2009年の夏シーズン、忙しい中、たった1だけ映画を見られるとするなら、私は迷わず『アマルフィ 女神の報酬』を選ぶ。夏休みらしいスケールの大きな大作であること、邦画の枠内でなく、世界標準からみても優れたサスペンス映画であることが理由だ。 と同時に、このような意欲作がコケることになったら、もはやマジメに日でエンタテイメントをやろうという人はいなくなってしまうのでは、と危惧する。人気テレビドラマをチョチョイと2時間に引き伸ばし、洗脳のご

  • 超映画批評『スラムドッグ$ミリオネア』90点(100点満点中)

    『スラムドッグ$ミリオネア』90点(100点満点中) Slumdog Millionaire 2009年4月18日(土)より、TOHOシネマズシャンテほか全国順次ロードショー 2008年/アメリカ/カラー/120分/字幕翻訳:松浦美奈 配給:ギャガ・コミュニケーションズ 監督:ダニー・ボイル 脚:サイモン・ビューフォイ 作曲:A・R・ラフマーン 出演:デーヴ・パテル、アニル・カプール、マドゥル・ミッタル アカデミー作品賞は、まさにいまの時代にピッタリな一だった 今年のアカデミー賞は、未曾有の大不況&新大統領(しかも黒人)誕生という大ニュースがあったおかげで、例年に増して予想しやすい年であった。とくに作品賞ほか計8部門受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』については、私も100%の自信で選ばれるだろうと考えていた。 もっとも私の場合は、作品の出来不出来でこれが命と読んだわけではなく、この

    Louis
    Louis 2009/04/17
    映画の内容には殆ど触れず、映画界の体制説明でこの映画の批評をするならインド資本についての説明もしてほしかった/というかこの人自身、「映画そのものの批評」を読者が求めなくなってきたことに気付いたのかも。
  • 超映画批評『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』10点(100点満点中)

    『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』10点(100点満点中) STREET FIGHTER: THE LEGEND OF CHUN-LI 2009年2月28日(土)より、新宿ミラノほか全国ロードショー 2009年/アメリカ/カラー/97分/配給:ギャガ・コミュニケーションズ 監督:アンジェイ・バートコウィアク 製作:CAPCOM×Hyde Park 出演:クリスティン・クルック、マイケル・クラーク・ダンカン ストリートファイターの映画としては中途半端か どう考えてもバカ映画にしかなりそうにない企画を、バカ映画にだけはすまいと必死に頑張る監督が担当すると、たいていそれはバカ映画になる。 両親からピアノと格闘技の手ほどきを受け成長した春麗(クリスティン・クルック)は、いまやピアニストとしてひとり立ちしていた。やがて母をなくし、とうとう天涯孤独の身となった彼女のもとに、中国

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    Louis 2009/03/10
    「人々は前田さんの映画批評にいったい何を求めるのか」/実際あの恰好をされたらそれこそ!だと思うんだけど…。
  • 超映画批評『ファニーゲーム U.S.A.』1点(100点満点中)

    『ファニーゲーム U.S.A.』1点(100点満点中) FUNNY GAMES US 2008年12月20日(土)より、シネマライズにてロードショー 2007年/アメリカ、イギリス、フランス、オーストリア、ドイツ//111分/PG-12 監督・脚:ミヒャエル・ハネケ 撮影監督:ダリウス・コンジ 出演:ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、マイケル・ピット、ブラディ・コーベット 絶対に見てはいけない映画 品のよさげな夫婦と幼い息子がドライブをしている。車内の3人は、クラシック音楽の曲名あてで仲良く遊んでいる。微笑ましいその様子は、しかし激しいパンクロックによって突然中断させられる。そこで映画のタイトルが表れる。 マスコミ向け完成披露試写会でこのオープニングを見て、私は心底ゲンナリとした。またあの『ファニーゲーム』を見なくてはならない。こんな職業に就いていなければ、二度と見ることはなかったであろう作

    Louis
    Louis 2008/12/24
    そもそも「心臓の弱い人や妊婦さんなど、精神力の弱い人々」は前田さんの批評を読まないと思います、刺激が強すぎるので。
  • 超映画批評『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』30点(100点満点中)

    『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』30点(100点満点中) 2008年GW ROADSHOW 2008年/日/カラー/117分/配給:東映 東京ビッグシティマラソンで爆弾テロ発生か テレビドラマの映画版について批評するのは難しい。テレビのファンだけが楽しみ に見るものだから、個人的にはあまりうるさい事は言いたくない。だが映画として評価 すれば、たいてい厳しいものになってしまうのは避けられぬ。あらすじと見所だけ書い てお茶を濁せばいいのだろうが、批評家を標榜する以上それもどうかと思う。ようは、 どう書いても恨まれるだけでろくな事にはならない。私などは、批評家なんぞ嫌われて なんぼと開き直っているからまだ良いが、同業者の皆様はいったいどうしているのだろ う。 窓際部署“特命係”に追いやられているが警視庁有数の頭脳を持つ杉下右京(水谷豊) とその熱血部

    Louis
    Louis 2008/05/03
    未だに「テレビドラマの映画版について批評するのは難しい」なんて言っていたら映画批評は無理だと思うのですが。時代の波に乗れない批評家ほど哀しい存在はない/「難しい」ならそもそもしないで欲しい
  • 超映画批評『靖国 YASUKUNI』0点(100点満点中)

    『靖国 YASUKUNI』0点(100点満点中) Yasukuni 2008年5月3日より渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー 2007年/日+中国合作/カラー/123分/配給:ナインエンタテインメント このまま公開するのは大いに問題がある 右翼勢力の妨害行動により一部の映画館が上映を取りやめた件で、「表現の自由の危機」うんぬんを語り大騒ぎしている団体・メディア等は、表現の自由というものを根的に勘違いしている上、問題の質について不理解あるいは意図的に隠そうとしている。 編集で印象操作 日在住19年間の中国人、李纓(りいん)監督(『味』(2003)など)による靖国参拝問題についてのドキュメンタリー。 李纓監督は89年当時はこの問題を知らず、桜の名所たる靖国神社に花見にさえ行っていたという。だが政治・外交問題だと知ると10年間かけ取材・撮影、作を完成させた。多くの日人に知っ

    Louis
    Louis 2008/05/01
    全然「映画の批評」をしてなくて笑った。
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