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ブックマーク / www.nikkei-science.com (3)

  • SNSが加速するタコツボ社会

    東日大震災の直後,人々はSNSで発信する科学者の言葉に耳を傾けた。だがその後急速に,科学者の言葉は届かなくなった。 科学コミュニケーションや科学ジャーナリズムと社会の関係を研究している早稲田大学准教授の田中幹人と同大研究員の吉永大祐らは,このほど,原子力発電所の事故から3年間にツイッターに投稿された「福島」に関する発言を抽出し,誰の発言がどのように共有・拡散されたかを網羅的に解析した。そこから浮かび上がったのは,巨大災害の直後にはコミュニケーションの要となっていた科学者たちが急速に影響力を失い,科学を懐疑的,あるいは陰謀論的に見る人々に取って代わられていった過程である。わずか2年の間に,科学者たちの声は科学者とその周辺,そして一部の保守層にしか届かなくなった。東日大震災から8年目を迎えた今,SNSという新たなメディアで福島がどのように語られてきたのか。そこに科学者らがどのようにかかわっ

    SNSが加速するタコツボ社会
    Louis
    Louis 2021/01/29
    石戸諭「東日本大震災から8年目を迎えた今,SNSという新たなメディアで福島がどのように語られてきたのか。そこに科学者らがどのようにかかわっていたのかを探った」
  • 失われた大陸ララミディアの恐竜

    恐竜がのし歩いていた9000万年前から7000万年前の中世代白亜紀後期,北米大陸はロッキー山脈の東側を境に,海によって東側のアパラチア大陸と西側のララミディア大陸に分かれていた。約30年前,「ララミディアの北部と南部では異なる種類の恐竜集団が数百万年にわたって生息していた」とする説が発表されたが,ララミディアは北米大陸の1/5しかない小さな大陸であり,それほど多くの恐竜種が共存できたとは考えにくいとする反論があった。それが近年の研究の進展で,この説はやはり正しいことが裏付けられた。ではなぜ多くの恐竜種が共存できたのか? 恐竜が小だったなどいくつかの理由が考えられている。 監修:冨田幸光(国立科学博物館) 再録:別冊日経サイエンス220 「よみがえる恐竜 最新研究で明かす姿」 著者Scott D. Sampson 恐竜を専門とする古生物学者で,ユタ自然史博物館のリサーチキュレーター。ユタ州

    失われた大陸ララミディアの恐竜
    Louis
    Louis 2012/05/10
  • 東日本大震災 鳴らされていた警鐘

    巨大地震による海底変動 国土地理院は陸域の地殻変動の データをもとに巨大地震の震源 断層の動きを推定,そこから海 底面がどのように変動したのかを 計算で求めた。等高線の間隔は 0.5mで,赤 色 が 隆 起,青 色 が 沈降。海底面の変動は岩手県の 三陸沿岸から千葉県の房総半島 沿岸にまで及んでいるようだ。 国 土 地 理 院 ︵ 海 底 変 動 ︶ / J A X A︵ 日 列 島 の 衛 星 画 像 ︶ 25日経サイエンス 2011 年 6 月号 鳴らされていた 警鐘  3月11日,東日大地震が発生し, 仙台平野の田園地帯を突き進む大津波 の映像が伝えられたとき,地震学者の 多くは予想外の事態に絶句した。その 一方,「とうとう来てしまったか」と苦 い思いを噛みしめながら見ていた研究 者もいた。  1100年以上前,平安時代前期の貞 観11年(西暦869年)に,「貞観地震」 と呼

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