荒廃した未来の世界最後のパン屋で働く「ポストアポカリプスベーカリー」。脳みそだけの妻と二人で暮らす「MyLove.」。お弁当好きなロボットと人類を救う「DropPoint」。腕に寄生した生物と日々を過ごす「パラサイトデイズ」。2体のロボットが手をつないで荒野を歩く「スクラップフレンズ」。荒削りなタッチの独特なイラストレーションで描かれ、奇妙な目的や設定ばかりに思えるこれらのゲームは、実はデベロッパである、zximaの飯島勇介さんが一人で手掛けています。 彼のゲームに共通するのは、荒廃した世紀末の世界が舞台であることと、切なくて心温まる物語が体験できることです。初めてこれらのゲームを目にする人には、一見突拍子もない作品に思えるかもしれません。ただそこには、飯島さんの制作へのこだわりと、丁寧に作り込まれた世界観で実現した、遊ぶ人を惹きつける魅力があります。 「仕送りを題材にした『TimeMac