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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (8)

  • 説教師・細木数子 - ohnosakiko’s blog

    罵倒系占い師 良い占い師は、占い結果をそのまま伝えるようなことはしないという。 例えばある人について、「今年は仕事を干される」という占い結果が出たとすると、「今年はあまりがつがつ働かず、充電期間に当てましょう」。「恋人にフラれる」と出たら、「今の相手は運命の人ではないかもしれません」。 占い師も商売している人だから、相手に致命的なショックを与えず、有り難いことを聞いたという気にさせて、ちゃんとお金を取れるよう創意工夫を凝らしている。一時的な精神安定剤を売っているようなものだ。それに、どうとでもとれるような曖昧な言い方をした方が、当らなかった場合にうまく逃げられるし。 たまに、すごく不吉な内容‥‥「身内に不幸があるでしょう」「一生異性に縁はない」 「死相が出ている」といったあまり聞きたくないことを、ズバズバ言う人もいるらしいが、サービス業としては儲からないのではないかと思う。 さてそういう癒

    説教師・細木数子 - ohnosakiko’s blog
    Louis
    Louis 2021/11/16
    「この番組で細木がやるのは「ズバリ言う」ことであって、「ズバリ当てる」とは謳っていない。実に賢いタイトル。細木は、かつての野村佐知代やデヴィ夫人と同じ枠ということだ」
  • 婆は二度死ぬ‥‥映画『デンデラ』を観た - ohnosakiko’s blog

    「姥捨て山に捨てられた婆さん達が生き残って共同体を作るんだと」 「ほう。そんで鬼婆になって通りかかった村人を取ってうのかえ?」 「そこまでは知らん。浅丘ルリ子主演で、草笛光子に倍賞美津子に山陽子、白川和子‥‥へえー豪華だな」 「浅丘ルリ子はちゃんとババアを演じられるんかえ?」 などという会話を夫と交わした翌日、原作は未読なのでほとんど前知識のないまま、『デンデラ』を観に行った。 監督は『楢山節考』(1983)を撮った今村昌平の子息、天願大介。「姥捨て山には、続きがあった。」というキャッチコピーに小汚い風体のババア集団、いや老けメイクの大女優達がずらりと並んでこちらを睨みつけているというポスターは、そこそこ迫力がある(公式HP参照)。若い人は見に来なさそうである。案の定、周囲を見渡すと定年退職した感じの中高年の夫婦や中高年の女性ばかりだ。 (以下ネタばれあり) 70歳になった老人は「お山

    婆は二度死ぬ‥‥映画『デンデラ』を観た - ohnosakiko’s blog
    Louis
    Louis 2014/12/24
    『デンデラ』は知っていたけど「監督は『楢山節考』(1983)を撮った今村昌平の子息、天願大介」なのも原作が佐藤友哉なのも知らなかった。そして熊の脅威のメタファーとしか思えないコメント欄。
  • 『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - ohnosakiko’s blog

    「過去、女性は素晴らしい能力があっても、それが”幸せな結婚”に結び付くものでなければ女として生きるのに余計なものであるとして、発揮する機会を奪われてきた。女性の生き方として賞揚されてきたのは、生まれて初めて出会った異性と恋に落ち、一生の愛を誓い合って生きること。しかし今やロマンチックラブのベールは剥がれ、一方で女性が能力を発揮しそれを正しく活用することが、社会の発展にも寄与するということになった」 このようなジェンダー観を、この作品も共有しているように見える。 その上でこの物語を要約すると、 「女は自立や自己解放を追い求めるべきだが、それはこの社会では孤立と紙一重。かといって男はもう当てにならない。なぜなら女がこれまで分断されていたのは、男の作った社会規範のせい(女の特殊な能力を封印させるのもその一つ)だから。頼れるのは同じ女だけ。シスターフッド万歳! ただし男社会での出世を望まない男なら

    『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - ohnosakiko’s blog
    Louis
    Louis 2014/05/05
    アナ雪案件。ようやく見に行けるので見終わった後に読む予定。
  • 八代亜紀の絵を描いたのは「誰」か? - ohnosakiko’s blog

    一昨日発売の『週刊文春』5月23日号に、”「『八代亜紀作』の絵は私が描きました」 大物演歌歌手の盗作疑惑を告発”という記事が3ページに渡って掲載されている。 ●リード 演歌の大御所・八代亜紀は「画家」としての顔も持つ。箱根には広大なアトリエがあり、フランスの権威ある展覧会に入選したほどの腕前という。だが、「八代亜紀作」の絵画は当に自分自身で描いたものなのか? 偶然の一致とは考えにくい重大な疑惑が浮上した。 記事のあらましは以下。 証言者の一人目は美大生のAさんで、予備校時代、別の部屋に10人くらいが集められ、アクリル絵の具でや麦わら帽子などの絵を描かされたことが何度かあった。携帯やカメラの持ち込みは禁止。八代亜紀の名前は出されず、絵はすべて回収された。後にバラエティ番組で自分たちの描いたのと同じモチーフ、同じ構図、同じパースの絵が、八代亜紀作の絵と紹介されていて驚いた。 もう一人の現在

    八代亜紀の絵を描いたのは「誰」か? - ohnosakiko’s blog
    Louis
    Louis 2013/05/19
    「その後実際に展覧会場で八代亜紀の作品を見て、それが個性も何も無いあまりにも匿名的な絵であることに、むしろ”感心”してしまったからだ」
  • 言い張れば通るという感覚  - ohnosakiko’s blog

    大学の講義関係で出くわした例について今までも何回か書いたが、今回はこの10年で一番驚いたケースについて。*1 ある時、単位認定レポートの中にネット上にある映画の感想文からの剽窃を数件発見し、不可にして成績表を提出した。証拠としてそれぞれのアドレスも添付。 成績発表日、教務から電話がかかってきた。剽窃で不可になったうちの一人が、自分のレポートのコピー(必ずコピーを取っておくように言ってある)を持って「自分はやってない」と言いに来たという。レポートの半分以上を剽窃したテキストで埋め、ところどころ語尾を変えたり単語を入れ替えたり言い回しを変えたりしていた学生である。無駄な小細工のせいで、却って日語が不自然になっているところが幾つかあるが、9割方同じだった。やってないなんてことはあり得ない。『七人の侍』と『荒野の七人』くらいあり得ない。いやそんないいものではない。 教務の人曰く、「提出して頂いた

    言い張れば通るという感覚  - ohnosakiko’s blog
  • 『ヤンキー文化論序説』を読んで - ohnosakiko’s blog

    ヤンキー文化論序説 作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/03/03メディア: 単行購入: 13人 クリック: 174回この商品を含むブログ (79件) を見る ヤンキー体質ではないと自認する人々が、よってたかって「ヤンキーなるもの」を分析、考察した。自分の中の僅かなヤンキー成分を嫌々ながらも意識する者としては、これは読まざるを得ない。 まえがきで、編著者の五十嵐太郎氏が「きっかけは、だいぶ前にインテリアデザイナーの森田恭通氏をヤンキーという視点から何か分析できるのではないかという議論でもりあがったことだった」と書いているのを読んで、膝を打った。 実は三年くらい前、デザイン専門学校の家具インテリアコースの生徒のヤンキー君が、「森田恭通みたいになりたい」と言っていたのを思い出したからだ。「職人は厭なんだよ。ああいうふうに目立ちたい。んで金儲けしてぇ」。やは

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  • 三次元ヌードへの拒否反応 - ohnosakiko’s blog

    今日のデザイン専門学校のデッサンの授業は、ヌードクロッキーだった。私の行っている学校では、全コースの一年生が一度はヌードクロッキーをすることになっている。美術系のヌードモデルをしているベテランのモデルさんが、毎年来る。彼女から、アニメ専門学校に仕事に行った時の興味深い話を聞いた。 クロッキーの授業が始まってしばらくしたら、気分が悪いと言って退室する学生が幾人か出たという。初めてヌードモデルを描くという緊張感で気分が悪くなったのか? 後で教官に訊くと、どうもそれだけではなかったらしい。 アニメーションコースに来るような学生は、だいたい女の子の絵を厭というほど描いている。実物の女のヌードを目の当たりにする前から、女の子のヌードの絵も描いている。そこで頭の中に、かわいくて理想的な女の子の身体イメージというものが、既に確立されている。 しかし。現実の女性はアニメ絵とは違う。ずっとずっとナマナマしく

    三次元ヌードへの拒否反応 - ohnosakiko’s blog
    Louis
    Louis 2008/07/12
    これって昔から富野が批判してきたことだよね/思えばアニメは多面的ではない/ポリゴンゲーム作る人って意外とすごいのかも
  • ラッセンとは何の恥部だったのか - Ohnoblog 2

    ※追記あります。 拙書を読んで下さった人から面白いメールをもらった。「ところでラッセンって何だったの?」という話(の内容とは直接関係ない)。 ‥‥ラッセンか。そう言えばいたなそんな人が。 ハワイの海やイルカの絵を描いているあのラッセンです。御存知ないですか。別に知らなくてもいいのですが。日向けのホームページに絵の画像がたくさんある。「あー、あのサーフィンショップとかに飾ってありそうなイラストか」と思い当たる人はいるだろう。もっともイラストじゃなくてアート、絵画として売られている。 こちらを見ると、絵以外のところでかなり評判が悪い。エコロジストのサーファー画家ということで売っているラッセンだが、ほとんど不良外人の扱いだ。 しかし、なぜラッセンの絵がそんなに人気があるのか。 日人ってそんなに海とイルカが好きだったのですか。 以下、その方の承諾を得てメールから抜粋(ちょっと長いです)。途中

    ラッセンとは何の恥部だったのか - Ohnoblog 2
    Louis
    Louis 2008/04/23
    インサイダーアートの典型/そういえば元日ハムのエース、金村暁が大切にしているものがラッセンの絵、だったなぁ
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