語り継ぐ沖縄戦2011、2回目のきょうは、久米島での戦争を考えます。 久米島では6月23日以降に住民を虐殺する事件が相次いで起こりました。当時を知る人が減る中で、今だから語れる証言を基にこの住民虐殺が起こった背景を考えます。 島では、6月23日以降も戦争は続きました。 盛元さん「首に紐をくくって道は、こっちから海岸のところへ引っ張っていて見せしめの為に引っ張っていったという風に言われています」 アメリカのスパイだとして住民を虐殺する日本軍。ずっと沈黙を守っていた島の人たちが、去年ようやく当時のことを語り始めました。 喜友村さん・譜久里さん・喜久永さん「(敗戦を知らない友軍は)アメリカにひいきする奴はやるよ(殺すよ)という状態だったですからね。日本は、勝つとしか考えないから。疑心暗鬼でですね。人を信用できなくなるわけですよ」 当時、久米島で指揮をとっていた鹿山隊長は、住民たちに命令文を出し監