Twitterでの発言に関して分限裁判にかけられていた白ブリーフこと岡口基一裁判官への処分が確定した。SNSでよく発信している弁護士は概ね岡口氏の支持者であり最高裁の判決を非難しているようだが、全員一致の最高裁判決なので無碍にはできない。法曹界の究極のお偉いさんの思考形態を検証する価値はあるはずだ。岡口氏自身が分限裁判の決定理由の書面をアップロードしているので、素人ながら中身を確認してみたい。 1. 問題とされた岡口裁判官の行為 事実上、裁判官であると周囲から認識される状態で、反省の弁を述べながら何回も軽率なツイートを繰り返した事から処分に至ったそうだ。具体的には、(1)裁判官であることを示す辞令書とともに裸体/白ブリーフと緊縛写真の掲載を行なったこと、(2)特定の性犯罪事件の内容に言及して被害者遺族の感情を傷つけるなどしたこと、そして直接の懲戒原因となる(3)置き去りにされた犬を保護して