石原氏、原子力協定に「賛成」=造反明言に大阪系反発−維新 エネルギー政策について講演する日本維新の会の石原慎太郎共同代表(左)。右は平沼赳夫代表代行=6日午後、東京・永田町の衆院第1議員会館 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は6日、自身が会長を務める党エネルギー調査会の初会合で講演し、トルコとアラブ首長国連邦(UAE)両国への原発輸出を可能にする原子力協定承認案について、党方針に反して賛成すると明言した。これに対し、橋下徹共同代表(前大阪市長)に近い若手から「決めたことを覆すのか」と石原氏を非難する声が続出。党内の路線対立が改めて浮き彫りになった。 石原氏は講演で「原子力の活用は人間の進歩だ」と主張。維新が昨年12月、今国会で審議予定の原子力協定承認案への反対方針を多数決で決めたことについて、「ばかばかしい。(多数決は)高等学校の生徒会のやり方だ。私は賛成する」と表明した。党代表が造反の