追悼の「憂国忌」開催 三島由紀夫没後50年―東京 2020年11月25日18時53分 三島由紀夫没後50年で開催された追悼式「憂国忌」=25日午後、東京都千代田区 作家の三島由紀夫が自決してから50年となる25日、三島らを追悼する「憂国忌」が東京都内で営まれた。交流のあった人々やファンら約300人が参加。三島文学を振り返り、その死を悼んだ。 <三島由紀夫没後50年 関連ニュース> 式典の冒頭、三島と共に自決した「楯(たて)の会」会員森田必勝=当時(25)=の兄、治さんが寄せたメッセージが代読された。「三島先生と亡弟の諌死(かんし)に思いをはせ、冥福を祈る日々でした」と50年を顧みた。 神道形式での鎮魂式の後、森田に関する著作がある作家の中村彰彦さんが記念講演。楯の会会員との逸話を描いた三島最後の短編小説「蘭陵王」をめぐるエピソードを紹介した。その後、三島と親交があった俳優の村松英子さんらに