山内俊夫元参院議員は29日、産経新聞の取材に「競売成立で総連は責任を果たした。法的に問題はない」と答えた。主な一問一答は次の通り。 -仲介した理由は。 「拉致被害者が帰国するためには、総連本部問題の前進が必要と考えた。マルナカが売却を考えているという情報があり、『仲介させてほしい』と申し出た。昨年5月くらいのことだ」 -転売先との関係は 「自分の不動産会社と以前、やりとりがあった」 -仲介手数料は。 「通常のビジネスの範囲で受け取った」 -転売先は総連との関係が疑われている。購入資金は総連が用意したのでは。 「私は仲介者で、そうした事情に立ち入るような立場にない」 -転売先には入居継続を求めたのか。 「それを前提に動いた。お願いはした」 -日本政府筋の意向は何かあったのか。 「全くない。民民の取引でしかない」 -総連の入居が続けば、競売の目的が骨抜きになるのではないか。 「競売が成立しマル