中国と北朝鮮の国連代表部幹部は17日、国連本部で開催中の「女性の地位に関する委員会」会合で、旧日本軍の慰安婦問題や安倍晋三首相の靖国神社参拝を取り上げ、対日批判を展開した。 中国の王民国連次席大使は慰安婦制度が「20世紀の歴史の最も恥ずべき一章だ」と強調。北朝鮮のキム・ソン参事官は安倍氏の靖国神社参拝について「国際社会を挑発するもの」と非難した。 日本の久島直人国連代表部公使は、首相の参拝は「不戦の誓いを行うため」だったなどと反論。中国と北朝鮮は再度発言を求め、批判を重ねた。 中国と北朝鮮は1月にも、韓国と共に国連安全保障理事会の討論会合や、国連組織「UNウィメン」の執行理事会の場で日本を批判している。(共同)