LIXILは「RPA(Robotic Process Automation、ソフトウェアロボットによる業務自動化)」を普及させるにあたり、業務担当者が主体となってソフトウェアロボットを開発できるよう、独自の人材育成を行っている。基本的な開発スキルを身につけた人材は、LIXILグループ各社をあわせ700人に達しようとしている。RPA人材育成の内容などを、同社IT Function 基幹システム統括部コーポレート・事業会社システム部長の西原寛人氏と同部システム企画推進Gグループリーダーの中村宏氏に聞いた。 業務部門主体でロボットを開発できるように 「本来であれば、IT部門が業務部門の業務改善やデジタル化を支援・推進すべきかもしれないが、業務部門の要望に十分に応えるだけの工数をなかなか捻出できない」。LIXILの西原寛人氏は、業務部門主体でRPAの導入を推し進める背景をこう説明する。 周知のとお