英最大野党、労働党のスターマー党首は自身の指導力に対し、これまでで最も深刻な課題を突き付けられた。議会下院で15日、スコットランド民族党(SNP)が提出したイスラエルとイスラム組織ハマスによる「即時停戦」を求める動議の採決が行われ、労働党議員50人余りがスターマー氏の方針に従わず、賛成票を投じた。 採決に先立ち、スターマー氏側はシャドーキャビネット(影の内閣)のメンバーに対し、停戦動議を支持した場合、解任の可能性があると警告。同氏は、援助物資の提供と民間人の移動を可能とする戦闘の「人道的休止」を求めていた。今回の採決結果を受けて、労働党議員10人が要職の辞任に追い込まれた。 スターマー氏は採決後に電子メールで声明を発表し、労働党の一部議員が同氏の方針を支持できないとしたことに遺憾の意を表明した。
イギリスで今月、議員を辞職し、議会の調査で「意図的にうその答弁を繰り返した」とされたジョンソン元首相が、保守系の大衆紙のコラムニストに就任しました。政界への復帰を見据えて、一定の影響力を保つねらいがあるとみられます。 イギリスの保守系の大衆紙「デイリー・メール」は16日、ジョンソン元首相をコラムニストとして迎えたことを明らかにしました。 ジョンソン氏をめぐっては、新型コロナ対策の規制が続く中、首相官邸でのパーティーに参加した問題について、議会の委員会が6月15日「ルール違反を認識していたにもかかわらず、意図的にうその答弁を繰り返した」とする調査結果を発表し、ジョンソン氏はこれを不服として議員を辞職していました。 ジョンソン氏は将来、政界に復帰する意向も示唆していることから、今回のコラムニスト就任は、みずからの支持基盤となっている保守層への一定の影響力を保つねらいがあるとみられます。 ただ、
【ロンドン共同】ジョンソン元英首相は9日、下院議員を辞職した。英メディアが報じた。新型コロナウイルス対策下でのパーティー問題を巡り、虚偽答弁疑惑で下院が調査していたが、抗議の姿勢を示した。調査の結果次第では議会から追放処分を受ける恐れがあった。ジョンソン氏は辞職声明で「議会を離れるのは悲しい。少なくとも今は」と表明、将来的な政界復帰には含みを残した。 ジョンソン氏は英国で新型コロナ対策の行動規制が課される中、首相官邸でパーティーを開催したことなどが引き金となり、昨年9月に首相を辞任した。他人との間隔を十分に維持できていなかったことは認めているが、故意による規制違反は否定。パーティーについては「必要不可欠な職務上の会合」と主張していた。 調査委員会は、パーティーに参加したにもかかわらず規制を順守していたとのジョンソン氏の主張が議会を欺いたことに当たるかどうか調べていた。
北アイルランド紛争に関する和平合意(ベルファスト合意)に反対する北アイルランド・ロンドンデリーでの10日のパレードで、マスクをした集団が火炎瓶などで警察車両を襲撃した。地元警察がこの日発表した。バイデン米大統領は11日に北アイルランド・ベルファストを訪問する予定。写真は10日、ロンドンデリーで火炎瓶などで警察車両を襲撃するマスクをした集団(2023年 ロイター/Aodhan Roberts via REUTERS) [ロンドンデリー(北アイルランド) 10日 ロイター] - 北アイルランド紛争に関する和平合意(ベルファスト合意)に反対する北アイルランド・ロンドンデリーでの10日のパレードで、マスクをした集団が火炎瓶などで警察車両を襲撃した。地元警察がこの日発表した。バイデン米大統領は11日に北アイルランド・ベルファストを訪問する予定。 ロイターの写真は、主にアイルランド民族主義者の地区であ
リンク 朝日新聞デジタル <考論>英トラス首相辞任へ、背景は 細谷雄一氏、ティム・ベイル氏:朝日新聞デジタル ▼3面参照 ■ポピュリズム的政策、見透かされ 慶応大・細谷雄一教授 トラス英首相は、危機下の経済政策で貧困層と富裕層の両方を満足させようとした。大規模な財政出動を伴う社会民主主義的なパッケージだった… 14 Koichi Nakano@Progressive! Channel @knakano1970 トラスの政策が「社会民主主義的」というのは噴飯物の世迷言だと思いますよ。言いたかないけど。 世界のどこでも(当然イギリスでも)通用しないガラパゴス言論をそのまま(?)出しちゃう朝日新聞とその真面目な読者が心配なのでつぶやいとく。 asahi.com/sp/articles/DA… 2022-10-23 14:23:47
トラス英首相は、自身の目玉政策だった大型減税策がほぼ全面撤回に追い込まれるという「屈辱」(英紙ガーディアン)の中で辞任を表明した。今回の辞任劇は、冬の本格化を前に国民がエネルギー価格高騰やインフレに苦しむ中、課題に対処できないままリーダーが去るという政治の無力ぶりを浮き彫りにした。 「間違いだと思ったのは私だけではないだろう」。バイデン米大統領は15日、トラス氏が撤回した大型減税策についてそう語った。米国の大統領が、緊密な同盟国の英国の首相について「これほど批判するのは異例」(英BBC放送)と伝えられた。 トラス氏の減税策の柱の一つは、「法人税率引き上げ凍結」など企業や富裕層を意識した内容だった。富裕層が受ける恩恵はやがて中間層や低所得者層にも行き渡るという考えで、バイデン氏はこれについて「富裕層への減税は、私は反対だった」と述べた。9月27日にも国際通貨基金(IMF)が「格差を広げる可能
【連載】『歴史とは何か』の人びと(1) E・H・カー(一八九二─一九八二)との遭遇は前触れなしであった。一九八〇年の夏の終わりに始まったわたしのケインブリッジ留学生活だが、所属はチャーチル学寮で、その家族寮に住んでいた。チャーチルにもロイ・ポータ、マーク・ゴールディ、ポール・ギンズバーグといった才気走った若手歴史家はいたのだが、わたしの研究指導教員(スーパーヴァイザ)、ボイド・ヒルトンはトリニティ学寮のフェローなので、研究面談はそちらで行われた。歴史学部における講義とは別立てである。ボイドは当時まだ三五歳、博士論文をもとに公刊されたモノグラフ『穀物・カネ・商業』で知られていた。一九世紀イギリスの政治社会史という点では、カーの『歴史とは何か 新版』(岩波書店、二〇二二)にも出てくるG・キトスン=クラークの後任という役回りだったのかもしれない 大学都市ケインブリッジの緑ゆたかな郊外を自転車でゆ
世論同意なき国葬、難しい時代に チャーチルとサッチャー、分かれた対応―英政治の専門家に聞く 2022年09月19日07時09分 君塚直隆・関東学院大教授 エリザベス女王の死を国民を挙げて悼む英国でも、政治家の国葬にはハードルがある。1965年に死去したチャーチルは国葬となったが、戦後最長の11年間首相を務め2013年に亡くなったサッチャーは国葬とならなかった。安倍晋三元首相の国葬を控え、英王室に詳しい君塚直隆関東学院大教授に政治家の国葬に必要な条件を聞いた。 国葬にひそむ危険性とは 宮間中央大教授に聞く【政界Web】 ◇日英に共通点 「鉄の女」の異名をとり、「自己責任・自助努力」を基調としたサッチャリズムで英経済を再建に導いたマーガレット・サッチャーは、国葬(ステート・フューネラル)より一段、格の低い準国葬(セレモニアル・フューネラル)だった。 君塚氏はその理由として、サッチャーに対する多
エリザベス女王の国葬、中継スタッフも一流なのだろうけれど、この場面をこの構図で撮影した人のセンスに脱帽。映画のカット割りだよ。 https://t.co/BYWipiDIR6
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