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musicとsocietyに関するdazedのブックマーク (10)

  • ♯5:いまブルース・スプリングスティーンを聴く | ele-king

    ブルース・スプリングスティーンに“レーシング・イン・ザ・ストリート”という曲がある。『Darkness on the Edge of Town(町外れの暗闇)』、日では『闇に吠える街』という邦題で知られている1978年のアルバムのA面最後に入っている曲だ。アメリカという国おいて、車、そしてストリート・レースとは庶民的な、いや、労働者階級文化の庶民性をもっとも反映したサブカルチャーだ。ぼくは一度だけ、1998年9月、デトロイトでのストリート・レースを見物したことがある。たしかに「町外れの暗闇」に包まれた道路の、夜の深い時間だった。 スプリングスティーンの“レーシング・イン・ザ・ストリート”が名曲なのは、元工場労働者/バスの運転手だった父親のもとに育った彼が、70年代後半の名作と言われている諸曲と同様に、洞察力をもってアメリカ労働者階級の日常をリリカルに描いている点にある。が、同曲の歌詞はそ

    ♯5:いまブルース・スプリングスティーンを聴く | ele-king
  • 音楽に政治を持ち込む « SOUL for SALE

    調べてみたら2014年以来8年ぶりだった、サマーソニック2022。普段は音源で「聴くだけ」の海外アーティストが多数来日ということもあって、これは行くしかないと意気込んで参戦。お目当てのステージを何度も行き来するハードなタイムテーブルだったけど、ものすごく満足できる内容だった。 この8年、またはコロナ前と比較して大きく変化したこととして、エンターテイメントと政治的なものの関係がある。アーティストたちはステージで、SNSで、自分たちの政治的なスタンスを表明するようになった。社会全体としても、価値観をめぐる議論が沸き起こることが多くなった。 今年のステージでは、リナ・サワヤマが自身の曲を紹介するMCでLGBTQの権利に言及。日がG7の中で唯一、同性婚を認めていないこと、セクシャル・マイノリティをからかうようなジョークを言わないこと、自分たちと一緒に戦ってほしいということを訴えていた。続いて登場

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  • 椎名林檎を論じて見えてきた現代の大衆と文化 - 集英社新書プラス

    2017年に創設された「すばるクリティーク賞」。評論の新人賞が減少傾向にあるなか、文芸誌「すばる」の編集部が主催し2021年で4回目を迎える。1月6日発売の「すばる2月号」で発表された2021年の受賞作は、西村紗知さんによる「椎名林檎における母性の問題」だ。 この論考では、J-POPのフロントランナーの一人、椎名林檎の作品における表現の特異性を論じながらも、彼女の楽曲や発言から、すべてのものを無批判に受け入れる「母性原理」が全面化していることを指摘。そしてそれは、日の大衆の主体性のなさ、成熟できなさを映し出してしまっていると鋭く論じ、発表直後から大きく話題を呼んだ。西村さんはなぜ、椎名林檎を論じたのか。音楽を中心に、表象文化全般について執筆活動を行う批評家、伏見瞬によるインタビューを通して、その意図に迫る。 椎名林檎という音楽家は、西村さんにとってどんな人ですか。 間違いなく、永遠の憧れ

    椎名林檎を論じて見えてきた現代の大衆と文化 - 集英社新書プラス
  • ブライアン・イーノが語る、ポストコロナ社会への提言とこれからの音楽体験 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    2020年に音楽活動50周年を迎えたブライアン・イーノは、多くの顔を使い分けながら新しい歴史を切り拓いてきた。70年代からポップ音楽にアートの前衛精神を持ち込み、近年最注目されているアンビエント・ミュージック=環境音楽の概念を確立。デヴィッド・ボウイのベルリン三部作に貢献し、プロデューサーとしてトーキング・ヘッズやU2などに携わり、映画テレビ番組のスコアでも輝かしい功績を残してきたほか、インターネットの普及を牽引したWindows95の起動音や、iPhoneの自動音楽生成アプリ「Bloom」の制作などを通じて、科学やテクノロジーの領域にまで影響をもたらしている。リベラルな現代思想家としても知られるイーノは、パンデミックに見舞われた2020年に何を考え、どのような未来を思い描いているのか? ※この記事は2020年12月25日発売の『Rolling Stone JAPAN vol.13』に掲

    ブライアン・イーノが語る、ポストコロナ社会への提言とこれからの音楽体験 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    dazed
    dazed 2021/01/05
    “自分が不可逆的に変わってほしいと思うことを答えよう(笑)。私が一番願っているのは、我々がこの40年間生きてきた社会に象徴される資本主義社会の崩壊だ”
  • ポール・ウェラー、新型コロナウイルス前に戻らないことを願っているところがあると語る | NME Japan

    dazed
    dazed 2020/07/08
    “より食べて、太って、できる限りコカ・コーラを飲むようにマーケティングされているんだ。あれは人々を構造的に破滅させているよね。過剰さは私たちを幸せにしないし、欠乏も私たちを幸せにしない”
  • [Review]Oneohtrix Point Never | Age Of

    TITLE: Age OfRELEASE DATE: 2018/5/25LABEL: Warp / Beat RecordsFIND IT AT: Amazon, Apple Music, Spotify メディアアーティスト/研究者として知られる落合陽一は、自著において、現代で起こっているテクノロジーのパラダイム・シフトを科学の「再魔術化」−あらゆる現象を科学的・定量的な解釈で「理解できる」とした近代から、科学的・定量的な解釈が常人にはほぼほぼ理解不能な形で先鋭化された状態−と解釈し、そんな現代を「魔法の世紀」と表現している。テクノロジーという見えない巨人は、人間が一生かかっても解釈しきれない莫大な情報を「ビッグデータ」としていともたやすく扱い、何千回、何万回にも及ぶ情報のインプットと学習の反復をハイスピードで実行してしまう。それらを手懐け、人類の向かうべき方角へと手綱を握り直すのは、人

    [Review]Oneohtrix Point Never | Age Of
    dazed
    dazed 2018/06/19
    “我々が生きる上でほぼ触れないことがないであろう「魔法」の裏には、我々の消費−もはや消費労働とも言うべき行動−や意識の結果を集積し、高度に体系化された技術が潜んでいる”
  • アメリカのポップスターは、束になってもトランプに勝てなかった - 日々の音色とことば

    Embed from Getty Images ■二つの世界の分断 アメリカ大統領選の結果が出た。ドナルド・トランプが第45代大統領に就任することになった。 まずは僕自身の実感をここに記しておきたい。リアルタイム実況で赤く塗りつぶされていくアメリカ合衆国の地図を見て、うわぁ、と茫然としたのが正直なところ。大方のメディアの予想を覆す結果になったというのもある。「まさか」というのが第一印象。正直ゾッとした。 クリントン当選確実という報道は事前に広まっていた。支持率調査もそれを裏付けていた。選挙戦を通して伝わってきたトランプのさまざまな醜聞、スキャンダル、荒唐無稽な政策を見て「さすがに大統領に選ばれることはないだろう」と思っていた。けれど結局トランプは勝ち、上院も下院も共和党が議席を握った。事前の見込みはひっくり返った。 けれど、起こったことは事実だ。アメリカの人たちは彼をリーダーとして選んだわ

    アメリカのポップスターは、束になってもトランプに勝てなかった - 日々の音色とことば
    dazed
    dazed 2016/11/11
    こうして振り返ると、キッド・ロックとイーストウッドはブレない人なんだなぁと妙に感心してしまう。
  • レディオヘッドはいかにして21世紀のザ・ビートルズになったのか | NME Japan

    1996年といえば、イギリスのメジャーなバンドは大抵がコカインやパッツィ・ケンジット(リアム・ギャラガーの元恋人)、軽飛行機や高級住宅街ハムステッドの豪邸に大金をつぎ込んでいたものだが、同じ頃のレディオヘッドはかなり違うことをしていた。彼らは稼いだ大金をまったく新しいスタジオを建設するのに使い、そのスタジオに、外国製の高額で、難解かつ未来的なノイズ発生装置を集めていた。同世代のバンドたちが単にRATのペダルとBOSSのスーパー・オーバードライヴでなんとかやっていた頃、レディオヘッドは誰も聴いたことがない不可能にも思えるサウンドを追求していた。そうすることで、彼らは狂気の淵へと導かれ、そして『OKコンピューター』を創り上げた。 10年後、今度は『イン・レインボウズ』を生み出した彼らは、革新を追求するために再び自らの才能を限界まで高めている。この当時、彼らが使いたかった様々なサウンド・モジュー

    レディオヘッドはいかにして21世紀のザ・ビートルズになったのか | NME Japan
    dazed
    dazed 2016/06/04
    “カート・コバーンが水商売同然のロック業界に反抗して駄々をこねるティーンズだとしたら、レディオヘッドは、もっと大人の、賢い対応をしているということだ”
  • 第25回:シャンパンと糞尿 | ele-king

    「なぜ革命について語るのがミュージシャンではなく、コメディアンになったのか」 という見出しがガーディアン紙に出ていた。 「レヴォリューション」という言葉を今年の英国の流行語にしたのはコメディアンのラッセル・ブランドだ。 当該記事の主旨はこうである。 「緊縮財政で庶民の怒りが頂点に達している時に、その声を代弁しているミュージシャンがいない。伝統的にその役割を果たしてきたのは音楽界のアイコンだったのに、現代ではそれがコメディアンになっている。何故なのだろう?」 ほおーん。と思った。 音楽界にも緊縮財政への疑念を表明している人びとはいるからだ。 福祉削減になると人々が匂い出す場所じゃ 人は臭い(“McFlurry”) 2014年のUKヒットチャートに入っているアーティストの80%以上は私立校出身の富裕層の子女だそうだ(80年代はわずか10%だったという)。大学や専門学校に進む(つまり、日々の労働

    第25回:シャンパンと糞尿 | ele-king
    dazed
    dazed 2014/12/12
    "2014年のUKヒットチャートに入っているアーティストの80%以上は私立校出身の富裕層の子女だそうだ(80年代はわずか10%だったという)"
  • 第8回:墓に唾をかけるな | ele-king

    その日、わたしは街の裏通りにある小さなパブで、仕事帰りに人と会う約束をしていた。 そこは薄暗く古いパブで、流行のワインなどを飲ませる小奇麗なパブではない。窓際には年季の入ったスヌーカー・テーブルがあり、カウンター上方のフラット・スクリーンではない分厚いテレビはいつもフットボールの試合を映している。が、その日、パブに着いてみれば、なぜかテレビはBBCニュースを映していた。 「え。サッチャー、死んだの?」 と吃驚しているわたしの背後から入って来た、塗装業者らしいペンキで汚れたバギー・ジーンズのおっさんは、テレビに映し出された「Baroness Thatcher Died」のヘッドラインを読むなり、おもむろに両手でガッツ・ポーズを取った。 「YES!!」 PCの前に座って仕事をしている階級の人びとはもっと早く訃報を知ったのだろうが、ブルーカラーの労働者が彼女の死を知ったのは夕方だったのである。ん

    第8回:墓に唾をかけるな | ele-king
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