画像説明, フィンランド国境のロシア側では、ビザの期限切れを理由に多くの移民が拘束された。画像はサッラ国境検問所のロシア側に設置されたテントに集まる移民 ロシアが、フィンランドとの国境で拘束した外国人移民を、ウクライナでの戦争に参加させようとしている。フィンランドはロシアが第三国からの亡命希望者を同国へ誘導しているとして、ロシアとの国境にある検問所を全面閉鎖している。
フィンランド政府は28日、今後2週間、ロシアとの国境を全面的に閉鎖することを決めた。24日撮影(2023年 ロイター/Lehtikuva/Emmi Korhonen via REUTERS/File Photo) [ヘルシンキ 28日 ロイター] - フィンランド政府は28日、今後2週間、ロシアとの国境を全面的に閉鎖することを決めた。難民申請者の大量流入を食い止める目的。 フィンランドは先週、ロシアとの国境の最北端1カ所を除き全ての検問所を24日から閉鎖すると発表していたが、これも閉鎖されることになる。 フィンランド国境警備隊によると、11月にはケニア、モロッコ、パキスタン、ソマリア、シリア、イエメンなどから約900人の亡命希望者がロシアを経由してフィンランドに入国した。以前は1日あたり1人以下だった。 フィンランド国境警備隊によると、8カ所全ての国境を閉鎖する決定により、両国間を通過でき
フィンランドのオルポ首相は16日、ロシアから増加している難民申請希望者の流入を阻止するため、ロシアとの国境にある9カ所の検問所のうち4カ所を18日に閉鎖すると発表した。写真は4月4日、フィンランドとロシアの国境付近で撮影(2023年 ロイター/Tom Little) [ヘルシンキ 16日 ロイター] - フィンランドのオルポ首相は16日、ロシアから増加している難民申請希望者の流入を阻止するため、ロシアとの国境にある9カ所の検問所のうち4カ所を18日に閉鎖すると発表した。 隣国ノルウェーも、必要になればロシアとの国境を閉鎖するとしている。 フィンランド政府は前日、ロシアが意図的に難民申請希望者を国境へ送り込んでいると非難し、大規模な難民流入を阻止して国家安全保障を確保するために必要な措置を講じると表明。オルポ首相は「これらの人々が(ロシアの)国境警備隊に手助けされたり、誘導されたりしているの
【4月16日 AFP】フィンランド国境警備隊は14日、ロシアとの国境沿いに建設を進めている延長200キロのフェンスの最初の3キロ部分を公開した。 ロシアと1300キロにわたる国境を接するフィンランドが4日に北大西洋条約機構(NATO)に加盟したことで、NATOとロシアとの国境は約2倍に延びた。 フェンスの高さは3メートル、上部には有刺鉄線が取り付けられる。建設費用は約3億8000万ユーロ(約560億円)で、2026年までの完成を目指す。 この日、南東部のイマトラ(Imatra)検問所付近の建設現場が公開された。 建設第1期を請け負う建設会社GRKのヤッコ・マケラ(Jaakko Makela)氏はAFPに対し「およそ1か月で、道路と基礎部分を造成した」と述べた。 フェンス全体の約70%が南東部に敷設される。小規模なフェンスも、中部と北極地域ラップランド(Lapland)に設置される。 国境警
ロシア・サンクトペテルブルクに開設された、民間軍事会社「ワグネル」の事務所(2022年11月4日撮影)。(c)Olga MALTSEVA / AFP 【11月26日 AFP】ロシア民間軍事会社「ワグネル(Wagner)」の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は25日、同社には元米海兵隊将軍も加わっていると明らかにした。 プリゴジン氏が経営する別企業コンコルド(Concord)の広報によると、同氏はフィンランドの日刊紙ヘルシンギン・サノマット(Helsingin Sanomat)の取材に対し、「ワグネルで働くフィンランド人はそれほど多くなく20人ほどだ」と回答した。 続けて「私は戦場でのフィンランド人の働きぶりを非常に高く評価している。彼らは、元米海兵隊将軍が率いる(ワグネルの)英国大隊に所属して戦っている」と述べた。(c)AFP
フィンランドでAFPの取材に応じる元ロシア軍将校のアレックスさん(2022年9月25日撮影)。(c)Elias HUUHTANEN / AFP 【9月29日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が部分的動員令を発表すると、元ロシア軍将校のアレックスさんは車に乗り、フィンランドに向かった。荷物はスーツケース一つだけだ。 「スラブ人の兄弟・姉妹を殺したくない」と、アレックスさんはフィンランドの質素なホテルの部屋でAFPに語った。 「この戦争を支持するロシア人が存在することに吐き気がする」 アレックスさんは、ロシアに残してきた妻子の身を守るため、身元を完全には明かさないことを条件にAFPの取材に応じた。 「家族は人質だ。もし自分が顔を出せば、投獄されるだろう」と話す。 ITエンジニアだったアレックスさんは、動員令が発表された翌日の22日にフィンランドに入っ
フィンランド・ヌイヤマー国境検問所で入国審査を受けるロシア人観光客(2022年7月28日撮影)。(c)Alessandro RAMPAZZO / AFP 【8月3日 AFP】ロシアと国境を接するフィンランド南東部ヌイヤマー(Nuijamaa)の国境検問所には、ロシア人観光客を乗せたバスがひっきりなしにやって来る。フィンランドの穏やかな夏を楽しむ予定を立てている人や、欧州の他の国々に向かったりする人もいる。 フィンランドは、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて北大西洋条約機構(NATO)への加盟を目指しているが、ロシアに接する欧州連合(EU)加盟国では唯一、ロシア市民に観光ビザを発給している。 ロシア第2の都市サンクトペテルブルク(St. Petersburg)出身のボリス・スロフツェフさん(37)はAFPに、「ここには12年も旅行で来ている。自然や湖がある素晴らしい国だ」と語った。 EUが領
ロシアのプーチン大統領は16日、スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟について、ロシアは何の問題もないと述べ、態度を軟化させたとも受け止められる発言をした。 ロシア プーチン大統領(ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」首脳会議での発言) 「皆さんにお伝えしたいことは、ロシアはこれらの国々(スウェーデンとフィンランド)との間に何の問題もないということだ。だからこの点で、これら国々の加盟による(NATOの)拡大はわれわれにとって直接的な脅威にはならない。 だがこの領土への軍事インフラの拡大は、確実にわれわれの対抗措置を誘発するだろう。それ(対抗措置)がどのようなものになるかは、われわれにとってどのような脅威が生じるかを見極める」 この発言は、これまでの主張を大きく転換するものと受け止められている。ロシアは何十年にもわたってNATOの拡大をロシアの安全保
<ロシアのウクライナ侵攻を受けて、NATO加盟に前進するフィンランドとスウェーデン。両国の危機感と安全保障を、その歴史から紐解く> [ロンドン発]「いつまでに決断するかというタイムテーブルは示さない。しかし、かなり早く決定される。数カ月ではなく、数週間以内に」──フィンランドのサンナ・マリン首相(36)は13日、ストックホルムで行われたスウェーデンのマグダレナ・アンデション首相(55)との共同記者会見で毅然とした表情を見せ、こう語った。 ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、軍事的中立を掲げてきた北欧2カ国の女性首相は北大西洋条約機構(NATO)加盟にそろって意欲を見せた。両国は今年6月にもマドリードで開催されるNATO首脳会議までに加盟申請するとの観測が強まる。中でもロシアと1300キロメートルの国境を接するフィンランドの危機感は国境を接しないスウェーデンより強い。 独裁者ウラジーミル・プーチ
ロシアへの経済制裁を受け、北欧フィンランドとロシアとを結ぶ国際長距離列車は3月28日に運行が停止されました。 ロシアがウクライナに軍事侵攻してからおよそ1か月、ロシアとEUとを結ぶ事実上ただひとつの鉄道路線を利用していたのは、多くのロシア人たちです。 重い口を開いて出てきた本音とは。 スーツケース抱えて“脱出” 朝9時過ぎ。 私たちが待っていたのは、ロシアのサンクトペテルブルクから来るアレグロ号です。約350席は満席が続いていると聞き、その理由を確かめに来ました。 400キロを3時間半で結ぶ特急から降りてくる人たちの中には、大きなスーツケースをいくつも持った家族連れも目立ちます。新型コロナ対策で、列車にはロシア人とフィンランド人しか乗れません。 利用客が急増した3月初旬は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて欧米諸国からの経済制裁が強まった直後。欧米各国がロシアからの航空便の受け入れ
'You Cannot Appease Putin,' Says Former Finland Leader As Country Considers Joining NATO <第二次大戦後、西側と旧ソ連の間の中立国として歩んできたフィンランドが、ロシアのウクライナ侵攻を見てNATO加盟を検討しはじめた。自分もロシアに攻められ北欧に戦火を招く危険と隣り合わせだ> フィンランドの元首相アレクサンデル・ストゥブが取材に応じ、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「なだめることなどできない」と危機感を示した。フィンランドは今、隣国ロシアから攻撃を受けるリスクを冒しながらNATO加盟を検討している。 ストゥブは、2014年から2015年にかけてフィンランドの首相を務めたほか、外相も歴任した。スペインのニュースサイト「エル・コンフィデンシアル」の取材に答えたストゥブは、プーチンが大統領の座にとどま
モスクワにとって、それは安全の問題です。徐々に強大化している西方の敵対勢力がその地域に進出すれば、居ながらにしてロシア人の主要都市を脅かすことができます。 だからその国を緩衝地帯、あるいは衛星国に変えてしまわねばならないのです。相手は小国。軍事力の優位はモスクワにあります。国境に大軍をはりつけ、それを背景にした交渉を行えば、緩衝地帯をもぎ取れるでしょう。 しかし、もし交渉相手がどうしても首を縦に振らない時には? その首は切り落とされるのがお似合いです。 1939年の冬に戦争が始まり、ソビエト連邦がフィンランドを侵略したのは、大略そのような理由でした。 戦争放棄の国際法を無視し、他国の主権を踏みにじる侵略。それをソビエト連邦はどのように正当化し、国際社会はどう反応したのでしょう。 戦争原因 緩衝地帯たるべきカレリア地峡 カレリア地峡 ロシアとフィンランドの国境にある、海と湖に挟まれた陸地がカ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く