博報堂に罰金2億円求刑 五輪談合事件で検察側―東京地裁 2024年03月18日13時03分配信 博報堂の本社が入るビル=東京都港区 東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件で、独禁法違反(不当な取引制限)罪に問われた博報堂DYスポーツマーケティング元社長の横溝健一郎被告(56)と、法人としての博報堂の公判が18日、東京地裁(安永健次裁判長)であり、検察側は横溝被告に懲役1年6月、同社に罰金2億円を求刑した。一連の談合事件で、企業側への求刑は初めて。 大広元役員に有罪判決 「利欲目的で請託」―五輪汚職・東京地裁 横溝被告は昨年11月の初公判で、事実関係を認めた上で、「独禁法違反に当たるか慎重に判断してほしい」と述べた。その後の被告人質問では、「受注調整をしている認識はなかった」とも話した。 検察側は論告で、「取引規模や社会的影響力、世界に与えた失望感を考慮すれば極めて悪質な事案だ」と批判。博報