「日本人は、加害者としての歴史を忘れるな」って言ったことがある人は、「ロシア市民に罪はない、強権支配の被害者」って言う前に少しは自分がすごく矛盾した欺瞞に満ちた人間になっていない考えるべきだろう。まして文学者なら「国民性が」とか自分を棚に上げていないで自分の矛盾に向き合うべき。
Published 2022/03/01 13:00 (JST) Updated 2022/03/04 19:02 (JST) 2019年11月、大阪市の市営住宅の一室で精神障害を抱える男性=当時(36)=が自ら命を絶った。残されたのは、亡くなる前日、自治会の役員選出を巡って書いた「しょうがいか(が)あります」から始まる2枚のメモ。「弟はなぜ死を選ぶまで追い込まれたのか」。訴訟を起こした兄(42)への取材と、法廷での証言で浮かび上がったのは、障害を無理に告白させる行為が人の尊厳を著しく傷つけるとの感覚が住民らに欠如していたのではないか、との疑念だ。面倒で逃れたい自治会活動の過程で起きた悲劇を追った。(共同通信=助川尭史) ▽「班長できないなら自治会入れない」 男性は3人兄弟の末っ子。幼い頃は4歳違いの長男の兄と近所の公園に出かけたり、スーパーファミコンで一緒に遊んだりした。高校卒業後、就職
弁護士ドットコム 民事・その他 性別変更の女性、自身の凍結精子で生まれた子の「認知」認められず 「親子関係ないと言われるのは辛い」悔しさ語る
「倒そう、制圧、制圧」。手袋をはめた制服姿の入管職員が、収容されていた日系ブラジル人男性を6人がかりで押さえ込み、「痛い、痛い」と叫ぶ男性の腕をねじり上げた。「痛いじゃねーんだよ」「うるさい、静かにしろ」。職員の大声が響き渡る。これは、男性が東京入国管理局(現・東京出入国在留管理局、東京都港区)に収容されていた際に職員による暴行でけがをしたとして、国に損害賠償を求めた裁判で東京地裁に提出された証拠のビデオ映像だ。入管収容施設で外国人が職員に暴力を振るわれたと訴える裁判が相次いでいる。入管の収容施設で、何が起きているのか。前編と後編に分けて伝える。【上東麻子/デジタル報道センター】(後編はこちら) 暴行を受け負傷したとして国を提訴 訴状などによると、2018年10月5日、東京入管に収容されていた日系ブラジル人、アンドレ・クスノキさん(35)は入管職員から、茨城県牛久市にある入国者収容所「東日
従軍慰安婦を象徴する「少女像」が韓国・釜山の日本総領事館前に設置されたことへの対抗措置として一時帰国していた長嶺安政・駐韓大使が、韓国へ帰任した。 これを踏まえ、小説家の筒井康隆さん(82)が「みんなで慰安婦像に射精しよう」などと公式サイトで「提案」したことが、物議を醸している。韓国メディアもこぞって、「衝撃的な妄言」と非難している。 「信じられない」VS「元々あんな人」 筒井さんは、自身の公式サイト「笑犬楼大通り」内の日記「偽文士日碌」の4月4日付け記事に、 「長嶺大使がまた韓国へ行く。慰安婦像を容認したことになってしまった。あの少女は可愛いから、皆で前まで行って射精し、ザーメンまみれにして来よう」 と記した。 ちょうど同日夜、韓国政府に像の撤去を働きかけるため、長嶺氏は85日ぶりに韓国へ帰任。「長嶺大使がまた韓国へ行く」とは、それをうけての表現とみられる。 これが6日昼ごろ、本人のツイ
そんな世の中にしないためには一人一人が戦わなければいけない。/文・筒井康隆(作家) 使っていた言葉が消えている今の社会 30年以上も前に出した『残像に口紅を』という私の小説が、いま話題になっているそうです。20代の若者が動画投稿サイトで話題にしたところ、急に売れ出して、4ヶ月で11万5000部も増刷されました。 4年くらい前には同志社大の後輩、タレントのカズレーザー君がテレビ番組で紹介してくれたのですが、あのときも10万部くらい売れました。若い人が紹介してくれることで、これまで僕の作品など読んだこともないような中高生が手に取ってくれていると聞きました。時代を超えて読みつがれることは、作者冥利につきますね。 この小説は日本語の音が消えていく「文字落とし」という、和歌などで古来より使われている手法で書いています。「あ」という音がなくなれば「愛」という言葉は消えるし、「あなた」と呼びかけることも
これまで、私のnoteでは「表現の影響」について科学的に検討し、「性的表現が、性犯罪・性差別を助長する根拠はない」と論じてきたわ。 とはいえ、次のような批判の声もあったのは事実よ。 「誰も科学的根拠や因果関係があるという話なんかしていない!」 「(性的な)萌え絵は、TPOや公共の場に相応しいかどうかの問題だ!」 確かに「Twitter論壇的な言論空間」においては正しい指摘かもしれないわね。 でも、世界の動向は必ずしもTwitter論壇と一致しないのも事実。 実際問題、 1.国連女子差別撤廃委員会の勧告文書や日本ユニセフの「準児童ポルノ」の法的規制を求める声明 2.フェミニスト議員連盟のVTuber戸定梨香に対する抗議文書 3.共産党の「非実在児童ポルノ」に関する声明 他にもたくさんあるだろうけど、直近だとこのくらいかしら。 これらでは、相変わらず「性犯罪や性差別を誘発・助長する」というスタ
私はまだ、小学生になる息子の言葉を聞いたことがない。 朝起きて「おはよう」と声をかけても返ってくるのは、“シュー、シュー”という無機質な呼吸器の音だけだ。いつか結婚して、もし男の子が生まれたら、休みの日にはキャッチボールをする。漠然と思い描いていた未来にはなりそうもないけれど、君はたくさんの贈り物をくれた。 ことし、君と歩んだ “9時間16分55秒”を私はこの先もずっと忘れないだろう。 (取材 ネットワーク報道部 廣岡千宇) 私、土屋義生(42)が、児童相談所の職員を辞めて主夫になったのは3年ほど前のことです。息子の荘真(8)のためでした。 彼は生まれてすぐ髄膜炎を発症した影響で脳に障害があり、話したり体を動かしたりすることはできません。人工呼吸器が欠かせず、24時間介助が必要です。 共働きだった私たち夫婦は、交互に育児休職を取得し介助を担ってきましたが、その期間も終わり、決断を迫られまし
南アフリカのフレデリク・デクラーク元大統領の死去後に公開された動画メッセージからの一コマ。(c)FW DE KLERK FOUNDATION / AFP 【11月12日 AFP】南アフリカのフレデリク・デクラーク(Frederik de Klerk)元大統領が生前に残した動画メッセージが11日、亡くなった数時間後に同氏の財団により公開された。デクラーク氏はその中でアパルトヘイト(人種隔離政策)について改めて謝罪し、自らの汚点として強く意識していたことをうかがわせた。 デクラーク氏は同日朝、がんのため85歳で死去した。 デクラーク氏は、自身がアパルトヘイトを正当化し続けているとたびたび批判されてきたことに言及。「若い頃、アパルトヘイトを擁護していたことは事実だ」と認めた上で、「その後、私はアパルトヘイトが南アフリカの有色人種にもたらした苦痛と屈辱について、国民に何度も謝罪した。多くの人が私を
就職氷河期に就活をしたロスジェネ世代の中には、非正規雇用などで収入が不安定なまま歳を重ねている女性も少なくありません。ジェンダー問題の研究者である田中俊之さんは「今は未婚化や晩婚化も進んでいますから、男だから女だからではなく、一人ひとりが自分で自分を養えるだけの収入を得られる社会にしていかなければなりません」といいます──。 今から正社員になっても間に合わない 10月に朝日新聞デジタルから配信された「ロスジェネ単身女性の老後 半数以上が生活保護レベル 自助手遅れ」(2021年10月14日)という記事は、非常に衝撃的な内容でした。記事によれば、現在40~50歳ぐらいのロスジェネ世代の独身女性は、その大半が老後に貧困化するというのです。 ここで言う「独身」には、未婚の女性も夫と離別した女性も含まれます。いずれであっても、現段階での仕事が非正規雇用の場合、たとえ今から正社員になったとしても貧困化
現実で口に出すには惨めすぎる話なのでここで吐きます。長くなるし普通の話だけど。 俺は30代も後半に差し掛かる中卒男性で、低賃金でせこせこ働いてる。職業は伏せるがまあ正直あんまり胸張れる感じじゃない。 俺は歯が6本ない。奥の方が5本と前歯が一本ない(正確に言うと最近やっと前歯だけ最低限治せた。分割払いだ。このままなんとか他も治したい。) なんでそんなことになってしまったかと言うと、もちろん自分が悪いよなってのはそうなんだが、環境の影響もデカイ。なんと両親も歯がないのである(!) なかなかの貧乏かつ常識や学がなく、あと高齢出産ってのもあって、ある程度物心つく頃にはもう父親は全然歯がなかったし、母親もボロボロだった。今思うと両親の歯をみがく間隔がおかしかった。なんか2週に1回くらいサーッとみがいてペッで終わり。なんと歯みがきを教えられた記憶もない。ブラシ自体はあったんだけど、やはりとくに毎日やる
4年にわたって孤独死の取材を続けるノンフィクションライターの菅野久美子さんが、現場で見てきたのは「個人」ではなく「社会」のいびつさでした。左遷や病気、虐待……自分の力ではどうしようもならない壁の前に崩れ落ち、立ち上がれなくなった人たち。年間3万人と言われる孤独死の中でも、ひときわ現場で目立つのは、高齢者ではなく、現役世代です。「大人のひきこもり」の最終地点とも言う孤独死。7月25日にトークイベント「おとなのひきこもりになった時、考えてほしいこと――孤独死3万人の道しるべ」を開く菅野さんに、「孤独死の現場で見えたもの」についてつづってもらいました。 大人のひきこもりが迎える最終地点 孤独死の取材を始めて、4年が経つ。 私はその間、様々な孤独死現場を訪ね歩いてきた。孤独死の現場で感じるのは、社会で崩れ落ち、立ち上がれなくなった人たちの姿だ。 年間3万人と言われる孤独死だが、ひときわ現場で目立つ
中学生の頃、温泉街に住んでたけどそういう目で見られたり声をかけられたりが頻繁にあった。 公園で遊んでるとおじさんが缶ジュース渡してきて、チューしよう。エッチ分かる?って。 ラブホやストリップ等が沢山あって安全に歩ける場所は少なくて… https://t.co/w3zwWpfFds
今年5月、ひとりの男性が亡くなりました。藤井輝明さん、享年64歳。顔に大きな紫色のコブがあり、幼少期にいじめられた自らの経験を全国2500の学校で語ってきました。そんな藤井さんの死に「生前に再会を果たせず、深く後悔した」と語るのが、生まれつき顔にアザがある石井政之さん(56)です。二人はかつて、外見に症状がある人たちの差別の解決に取り組む活動を一緒にしていました。「藤井さんが笑顔を絶やさなかった意味は何だったのか」。石井さんが藤井さんを知る人たちに話を聞きながら、振り返ります。 【画像特集】変形した顔・あざ・アルビノ・小人症……「見た目問題」の当事者たち ツイッターで知った同志の死今年5月、Twitterを通し、藤井さんの死を知った。 藤井さんは医学博士として、熊本大や鳥取大などで後進の指導にあたるなど、その生涯を看護教育に捧げた人物だ。 彼の業績は、それだけではない。顔面に海綿状血管腫と
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