連載・女性政治家が見た! 聞いた! おもしろすぎる日本の政治 “離婚を勧める女”が参院議員になって困ったコト 「24時間戦える」女性、小池百合子さんとの因縁 男性優位が根強い日本の政治 「平成」という時代が間もなく終わる。その30年あまりの年月のほとんどの期間、私は政治に関わって生きてきた。 平成政治をあらためて見渡してみて感じるのは、日本の政治や政界は明らかに「男たちの園」という現実である。たとえば現在、国会議員に占める女性の比率は13.7%。世界の先進国と比較して、あまりにも低い。 もちろん、変化もあった。 真っ先に思い出すのは、平成が幕を開けて半年後の1989年夏の参院選。土井たか子委員長が率いる社会党が躍進、11人の女性議員が誕生し、“マドンナ旋風”と言われた。さらに90年代以降、自民党の一党支配が崩れ、政権交代や連立政権が起きるなかで、女性閣僚も珍しくなくなった。フルスケールとし