西日本鉄道は17日、年末年始(20日~1月5日)の長距離高速バスの予約状況を発表した。福岡~東京線など、福岡と九州外を結ぶ6路線の予約席数は、16日時点で前年同期比31・1%増と大幅に伸びた。8月1日に「新高速乗り合いバス制度」が導入され、低価格を武器に台頭してきたツアーバス事業者の撤退が相次いだ影響もあるとみられる。 西鉄は福岡発着(一部は北九州経由)で、東京、大宮、名古屋、京都、岡山、高松間を往復する6路線を運行している。予約席数は、大宮線(横浜・池袋経由)が79・1%増と大きく前年を上回った。年末年始は1日1便を2便に増便しているが、提供座席の8割がすでに予約済みという。高松線の予約は48・2%増、東京線も31・2%増だった。 ツアーバス事業者撤退の影響に加え、曜日の並びが良いため、帰省やレジャー目的の利用も増えているとみられる。