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ブックマーク / gatonews.hatenablog.com (13)

  • ネットメディアで問題が相次ぐのは「ネットだから」で許される時代が終わったということ - ガ島通信

    このところネットメディアに関して、編集でも、広告でも、相次いで問題が指摘されています。ネットの社会的な影響力が大きくなり、これまでのやり方が通用しなくなってきているのでしょう。時代が変化していく流れを感じます。 このところの動きをまとめます。 サイゾーが運営するニュースサイトの「ビジネスジャーナル」が貧困問題について、NHKの回答を捏造し、謝罪と処分を発表。 biz-journal.jp まとめサイトのBLOGOSが、不適切な表現が含まれたブログを転載。削除とお詫び。 blogos.com 電通でデジタル広告において不正。未掲載や掲載期間のズレなどがあった。 www.dentsu.co.jp 記者会見の一問一答を報じた日経ビジネスオンラインによると、「掲載されるはずの期間に掲載されてないのでは」という指摘があったとのこと。掲載に関して期待した効果が上がってないので露出が行われているのかと疑

    ネットメディアで問題が相次ぐのは「ネットだから」で許される時代が終わったということ - ガ島通信
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2016/09/25
    ネットだから、ではなく影響力が小さいから、とした方がよさそうな気がする。
  • いまどきメディアへの憧れだけでメディア社会学科を志望している時点で死亡フラグが立っている - ガ島通信

    先日、西田亮介さんが、大学のクラスで『AERA』誌を知らず、雑誌を買っている人がいないとツイートしたのに対して、下記のようなツイートを行いました。2013年から法政大学社会学部メディア社会学科で教えているわけですが、一番驚いたのが 「メディア志望です」という学生が、新聞や書籍を読まず、場合によってはテレビもあまり見ず、ドワンゴと角川書店の合併といった業界を揺るがすニュースも知らないということでした。 メディア社会学科で教員をやっているものですが、将来出版社に入りたい学生がマンガのみ読んでいて雑誌、書籍をほぼ買わず、ドワンゴと角川が合併した事も知らないといふ現実に頭を抱えているのですが、どうしたら良いでしょうか https://t.co/HJto8TfRvc — Hiroyuki Fujisiro (@fujisiro) 2015, 7月 13 「具体的にメディアというと?」と聞くと、「漫画

    いまどきメディアへの憧れだけでメディア社会学科を志望している時点で死亡フラグが立っている - ガ島通信
  • なぜ小学4年生を偽装した政治キャンペーンはダメなのか - ガ島通信

    衆議院議員選挙について、「どうして解散するんですか?」と小学4年生が問いかけるウェブサイトが、政治系のNPO団体代表の大学生による企画だったことが明らかになり、閉鎖に追い込まれました。批判の一方で、「なぜ問題なのか」「結果的に話題が広がったから良い」「ウソをウソと見抜けない利用者が問題」といった声もあります。しかしながら、立場を偽り情報を発信することは、社会的に大きな問題なのです。 なぜ、立場を偽った情報発信はダメなのでしょうか。それは、情報の信頼性が損なわれると情報受信のコストが膨大になるからです。人は、受け取る情報を「だいたい正しい」と思って行動しています。情報が間違えていたり、騙されたり、することも有りますが、あくまで例外でしょう。 もし、情報が不確かな社会が前提となれば、いちいち確認して行動していく必要があります。テレビで紹介するイベントはねつ造?新しい新幹線が開通するのがウソ?い

    なぜ小学4年生を偽装した政治キャンペーンはダメなのか - ガ島通信
  • 5年後、ウェブへの記者「大移動」は起きない。それは既存メディアの願望である - ガ島通信

    朝日新聞とマサチューセッツ工科大(MIT)メディアラボのシンポジウム「メディアが未来を変えるには~伝える技術、伝わる力~」に関連して、朝日新聞のウェブサイトに興味深いインタビュー記事が掲載されていました。タイトルは 「記者独立の時代、5年で来る」。 東洋経済オンラインの編集長で、『5年後、メディアは稼げるか』の著者でもある佐々木紀彦さんが、欧米のスター記者や編集者の伝統メディアからの独立や、新たなデジタルメディアの設立について、朝日新聞の古田大輔記者の質問に答えたものです。 シンポでもツイッター担当の津田大介さんが「朝日新聞のエース級記者に、新興メディアに移る意志があるのかを聞きたい」という質問が投げかけらました。 佐々木編集長は、日でも旧メディアから新興メディアへの移動が5年も経たずに起きるとしています。しかしながら「大移動」は起きないでしょう。 「一流の待遇」は5年は続く 佐々木さん

    5年後、ウェブへの記者「大移動」は起きない。それは既存メディアの願望である - ガ島通信
  • 京大の入試問題漏洩の背景がネットの闇と若者の劣化という筋書きに絶句する - ガ島通信

    京都大学などで入試問題が「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で容疑者が逮捕されました。発覚時から、いくつかのマスメディアの記者からコメントを求められましたがいずれもお断りしています。その理由は質問があまりに的外れだからです。 「ネットがカンニングを助長した可能性は」や「どのような手口が考えられますか」というもの。容疑者逮捕後には「若者が簡単に知恵袋のようなサービスで大学入試問題まで聞いてしまっています。大学のレポートではネットからコピーをしたり、検索エンジンを使って簡単に書いてしまうという安易な学生がいることについてお聞かせ願えませんか」というものもありました。 若者の安易なネット利用と知の劣化があるというストーリーで背景や動機を探る記事を書いているな。新聞社で事件記者をやっていたので記者の意図はだいたい推測できます。ネットを悪者にするのは想定内ですが、まさか知恵袋への投稿から、ネットコピペや

    京大の入試問題漏洩の背景がネットの闇と若者の劣化という筋書きに絶句する - ガ島通信
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2011/03/04
    マスコミ云々という話は今回さておくしかないのかも。
  • Wikileaksと創設者アサンジ氏を英雄視する危険性 - ガ島通信

    2010年12月6-7日のツイートを再編集、参考に執筆しています。 Wikileaksの創設者アサンジ氏がイギリスで逮捕されました。一部のジャーナリストは「別件逮捕」としているようですが、なぜ現時点で別件とわかるのかも分からないのにそんな発言をしてしまうのでしょうか。Wikileaksとアサンジ氏に対して、ある種の英雄扱いや評価をしているジャーナリストや研究者がいることが少し不思議だという自分のツイートをまとめてあります。 ここでは外交文書や米軍機密を報じたことの事実ではなく、なぜ評価をするのかにポイントがあります。ツイートでも書いてありますが、私自身のWkileaksとアサンジ氏に大しては評価は保留、というよりむしろ評価することへアラートが鳴っています。 @fujisiro: Wikileaksのようなサイトで「何が」報じられているのか、よりも人にフォーカスがあたっているのが興味深い。マ

    Wikileaksと創設者アサンジ氏を英雄視する危険性 - ガ島通信
  • ワークショップ最終プレゼン「新聞の未来」はつくれたか - ガ島通信

    東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」は、最終回のプレゼンテーションが行われました。AからEまでの5チームが、ベンチャー企業のメンバーとしてベンチャーキャピタリストにビジネスプランを説明するという設定でした。 各チームのプレゼンの概要を下記に紹介しますが、アウトプットのレベルは学生のビジネスコンテストに比べても十分とは言えず、ほとんどのプランが現状の「新聞」から抜け出せていません。ワークショップの目的は、ユーザーから見た新聞の新しい価値を見つけて、ビジネスにつなげるはずでしたが、新聞ビジネスや新聞のあり方の「改善」にとどまっていますが、大切なことは参加者がいかに固定観念から抜け出すのが難しいかを自覚すること。自分の限界を知る事、チームで協力すること、考えること、それらをワークショップのプロセスの中で学ぶことが出来たのかです。プレゼン後に行われ

    ワークショップ最終プレゼン「新聞の未来」はつくれたか - ガ島通信
  • 情報の値段=お布施論 「情報の文明学」梅棹忠夫 - ガ島通信

    を代表する知識人(生態学、民族学、文化人類学など分野にとらわれない活動をされていた)で国立民族学博物館の初代館長を務めた梅棹忠夫さんが90歳で亡くなりました。お会いしたことも、お見かけしたこともないのですが、その著書には大きな影響を受けています。 訃報を伝える記事で紹介されている「文明の生態史観」も大変興味深いですが、メディアや情報に関心を持っている人なら「情報の文明学(中央公論新社)や「知的生産の技術」(岩波新書)はぜひ読んでもらいたいです。 少し前になりますが、学習院大学での講義「メディアリテラシー −情報の受け手から発信者へ−」前期の参考文献にしたことをブログに書いたところ、毎日新聞の担当者が記事に取り上げてくれています。 ネットの話題:情報産業論(5月26日) ネットの世界で稼ぐ戦略をまとめた『フリー』(クリス・アンダーソン著、NHK出版)が話題になるなか、ジャーナリストの藤

    情報の値段=お布施論 「情報の文明学」梅棹忠夫 - ガ島通信
  • 新聞は何を「解決」しているのかを探り、ビジネスアイデアにつなげていく - ガ島通信

    東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」ですが、早いもので7回目(全10回)となりました。前回から行っているシンセシス(統合)の続きと、機会領域の発見を行いました。新聞という存在が読者の何を解決しているのか、どのような得をもたらしているかを探り、そこからビジネスのアイデアを見つけていきます。 新聞は「マイナスイオン、ビタミン剤、プロテインのような存在」「儀式、ドレスコード」などの意見が出ていましたが、まず「新聞は安心を売っている」との共通項を見出したチームのディスカッションに加わりました。 参加者の古川さんが「#ischool2010 DAY-8 Synthesis & Business Plan」でも紹介していますが、このチームはまず新聞が安心(感)を提供していると考えていましたが、その安心とはどんな不安を解決しているか、と考えたことで議論が

    新聞は何を「解決」しているのかを探り、ビジネスアイデアにつなげていく - ガ島通信
  • 小沢幹事長「疑惑」と東京地検特捜部に関する報道について、毎日新聞のメディア時評に寄稿しました - ガ島通信

    毎月一度担当している毎日新聞の「メディア時評」。3月1日付けでは、小沢一郎民主党幹事長の「疑惑」と東京地検特捜部に関する報道について書いています。見出しは「報道も可視化の時代」「説明と改善が不可欠」です。 不起訴までの報道を振り返ってみると、書くべき内容だったのか疑問がある記事や見出しがあったのではないかと、具体的な記事例を挙げて指摘しました。 また、鈴木宗男議員が民主党大会で話した「ムネオハウス、ODAで捕まると言われたが、裁判はやっていない。検察のリークで、世論誘導されていた」との発言も紹介して、繰り返される印象報道があること(ムネオハウスについては、メディアリテラシーの講義などでも紹介することがあります)、このような発言をどのマスメディアが書いているのか、書いていないのかもネットメディアの登場で比較されるようになっており、検察とマスメディアの距離感や透明性が問われるようになっている状

    小沢幹事長「疑惑」と東京地検特捜部に関する報道について、毎日新聞のメディア時評に寄稿しました - ガ島通信
  • 朝日新聞のtwiiterでの特ダネ「つぶやき」に見る読者視点のなさと速報の危うさ - ガ島通信

    朝日新聞東京社編集局(@asahi_tokyo)がツイッターで http://twitter.com/asahi_tokyo/status/7597001217 朝刊の1面トップは「日航、上場廃止へ」。他紙が書いていなければ「特ダネ」となります。それではきょうはこのへんで、おやすみなさい!!!!! とつぶやいています。翌日の朝刊の一面のネタを紹介したというのは、新聞業界のツイッターの取り組みとしては画期的で、これからも予告tweetが行われるようになるでしょう。考えれば当たり前だけれど、習慣や常識が壁になり出来ないことも多い中、業界の先陣を切った担当者のチャレンジはすばらしいと思います。 その上でいくつか気になったことがあります。まず、特ダネについて。 「他社が書いてなかったら」特ダネということは、他社が書いてたら特ダネにならないということでしょうか。インパクトのある、価値あるニュースで

    朝日新聞のtwiiterでの特ダネ「つぶやき」に見る読者視点のなさと速報の危うさ - ガ島通信
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/01/12
    「特ダネ」とツィート中でもカッコつきで言っていたので保留。
  • 記者クラブは封建的…亀井静香金融・郵政担当相の会見発言をピックアップしてみました - ガ島通信

    9月29日の亀井大臣の記者会見概要が金融庁のホームページにアップされたことをTwitter経由で知ったので、会見や記者クラブ、マスメディアに関する発言をピックアップしてみました。それにしても、来は権力を監視すべき立場の記者クラブが、権力側である亀井大臣から「封建的」「全部オープンにしないとだめだ」と言われてしまうとは… 政権交代というのは、公共事業や予算編成だけでなく、岡田外相の記者会見のオープン化、Twitterでの議論など、これまで出来ないことが「当たり前」だったことが、あっという間に動き出すということです(今後、どうなるかは分かりませんが)。記者クラブ問題は、これまでの経緯や歴史があり問題が複雑に絡み合っていますが、一方の当事者である政治が動き出すと、既存メディア側が変化から取り残されているのが目立ってしまいます。既存メディアも、しがらみを絶ち、議論を始めるチャンスなので、議論が進

    記者クラブは封建的…亀井静香金融・郵政担当相の会見発言をピックアップしてみました - ガ島通信
  • 時代の変革期に咲いたあだ花散る、オーマイニュース閉鎖 - ガ島通信

    ついにオーマイニュースが閉鎖されることになりました。ITmediaやCNETの記事によると閉鎖は「世界的な経済状況の悪化」によるものだそうです(そんなわけはないのですが…)。オーマイニュース失敗の原因については日経IT-PLUSのコラムで昨年夏にすでに分析しています。 オーマイニュースはなぜ失敗したか(上) 「インターネットメディアでありながら、インターネット的ではなかった」ということに尽きると考えている。そして、市民メディアを標榜していながら、その質が従来型メディアそのものだったことも見逃せない要因だ。 期待裏切った2年・オーマイニュースはなぜ失敗したか(下) 創刊からの2年間を外から振り返ってみると、反省を生かす要素が見つからないぐらい、失敗を重ねてきたことが分かる。インターネット事業にも関わらずネットを知らないスタッフ、ネットユーザーの情報発信力を軽視し、参加者・読者のメリットを考

    時代の変革期に咲いたあだ花散る、オーマイニュース閉鎖 - ガ島通信
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