カンボジアの首都プノンペンの裁判所で有罪判決を受けた後、護送車の中から記者たちに話そうと試みるオーストラリア人映画監督のジェームズ・リケットソン氏(2018年8月31日撮影)。(c)TANG CHHIN Sothy / AFP 【8月31日 AFP】カンボジアの裁判所は31日、昨年解党させられた野党の集会を取材中に逮捕されたオーストラリア人映画監督ジェームズ・リケットソン(James Ricketson)被告(69)に、スパイ行為などの罪で禁錮6年の有罪判決を言い渡した。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)は、「ばかげた茶番劇」だと裁判を非難している。 リケットソン監督は昨年6月、当時の最大野党「カンボジア救国党(CNRP)」の集会で上空にドローンを飛ばした後、逮捕・勾留されていた。CNRPは昨年11月、カンボジア最高裁によって解党させられた。