福銀 相次ぐＡＴＭ全面停止、信頼回復へ整備急務 : 九州経済 : 九州発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）ふくおかフィナンシャルグループ（ＦＧ）傘下の福岡銀行で１６日、基幹コンピューターのシステム障害がまた発生した。２０００年に大規模障害を起こした同行は、人為ミスを含めて０７年、０８年にも現金自動預け払い機（ＡＴＭ）の全面停止に陥った。全国屈指の規模を誇る地域金融機関の機能停止は、経済活動や人々の暮らしに大きな影響を与える。信頼回復に向け、同行が背負う課題は一段と重みを増した。 福岡銀の店頭、ＡＴＭで扱う取引データの処理件数は１日平均５０万件にのぼり、作業の司令塔となるシステムは重要な社会インフラだ。相次いだＡＴＭ障害の汚名を返上しようと、システムの安定性向上に傾注してきただけに、関係者の落胆は大きい。 「障害の絶滅に努めてきたが、現に起きてしまった」。同日夕の記者会見で、吉戒孝・取締役常務執行役員は肩を落とし、システムを開発した日本ＩＢＭとともに再発防止に向けた取り組みをさらに深化させる考え
