――根拠のないプライドが高すぎて、はい上がれない松山氏のケース いったん「負け組社員」になっても、リベンジは可能である。ただし、その方法を誤まらないことが前提となる。「がんばればなんとかなる!」と精神論で進んでも、うまくはいかない。知識や技術を獲得しても、なかなかはい上がれない。 じつは、はい上がれない大きな理由はその人の意識のあり方や考え方にある。そのあたりにまで踏み込んで考え、正していくことが大切だ。逆に言えは、意識のあり方や考え方を変えると、意外なほどスムーズにはい上がることができるものだ。 連載3回目は、「元朝日新聞記者」という“過去の栄光”を捨てることができずに、トラブルを起こし続け、その都度、仕事や職場からスタコラ逃げていく「負け組社員」を紹介しよう。彼はいまのままでは、はい上がることはおそらくできない。どこがどのようにいけないのかといったところに注意しながら読んでみてほしい。