高校に深夜、見張りを立てて侵入。情報はインターネット電話で共有-。佐賀県立校の教育情報システムへの不正アクセス事件で、県教育委員会が19日に発表した調査結果から、ICT教育先進県を揺るがす事件の手口が明らかになってきた。
佐賀県の教育情報システムが不正侵入され、延べ1万5千人分の個人情報が流出した事件は7日で発覚から10日になる。「情報通信技術(ICT)教育先進県」を標榜(ひょうぼう)する佐賀県の情報管理の甘さが浮き彫りになり、識者からは「原因の解明と運用方針の見直しが急務だ」との声が上がる。 「どこまで広がっているか分からない」。佐賀県教育委員会は、成績や家庭環境調査など流出した情報がどこまで拡散したのかつかめておらず、不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕された無職少年(17)と関わりがあった県内の高校生15人から聞き取り調査を進める。県教委や学校には5日までに「うちの子の情報は大丈夫か」と心配する保護者らから133件の相談や問い合わせがあった。 少年を逮捕した警視庁や県教委によると、少年は独自開発した攻撃用ソフトウエアを使って佐賀県独自の「教育情報システム(SEI-Net)」に接続。県立中学、高校など
全国に先駆けIT化を進めてきた佐賀県教育委員会のシステムが外部から不正なアクセスを受け、生徒の個人情報や学校の成績などが流出した疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。別の事件で逮捕された佐賀市の少年のパソコンなどから、流出したとみられるデータが見つかっていて、警視庁は27日にも、少年を不正なアクセスをした疑いで再逮捕する方針です。 システム内には学校の業務に関するデータが管理され、こうした情報には本来、教員しかアクセスできないようになっていますが、外部から不正にアクセスされたとみられるということです。 警視庁が別の事件で今月逮捕した佐賀市の17歳の少年のパソコンなどを調べたところ、流出したとみられるデータが大量に見つかったということです。 この中には、生徒の氏名や住所などの個人情報、さらには学校での成績に関する情報などが含まれているということです。 警視庁は、このシステムに対し
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