「ちくわを1本、まるごと天ぷらにしただけか」と思ったら大間違い。ガブリといけば、穴の中からポテトサラダが--。それが「ちくわサラダ」だ。熊本を中心に北部九州4県で弁当・総菜店約150店舗を展開している「ヒライ」(本社・熊本市)が1971年ごろに考案。熊本市内の店舗で売り始めたところ、意外にも大ヒット。今や熊本県民のソウルフードの一つとなっている。 ヒライによると当時、ポテトサラダがよく売れて大量に作っていた。そんな中「ちくわにポテトサラダを組み合わせたらどうか」と作ってみたのが始まりという。ちくわにタテの切れ目を入れて開き、真ん中の穴にポテトサラダを詰め、天ぷらにする。作り方はいたってシンプルだ。