指定暴力団工藤会系組幹部の裁判員裁判で、被告の知人とみられる男が裁判員に声かけをしたとされる問題は、裁判員4人が辞任する事態となった。裁判員裁判を続けることはできるのか。 「あなたたち裁判員にどうこうできないでしょうけど、よろしく頼みます」。捜査関係者によると、男はこうした内容の言葉を裁判員らにかけた。黒い服に髪形はオールバックだったという。捜査当局はすでに現場にいた男2人を特定。1人は元工藤会系組員、もう1人は被告の同級生で、声をかけたことを認めているという。 何人の裁判員が接触を受けたのか、裁判所は明らかにしていない。しかし、補充裁判員2人を加えても6人に満たず、このまま判決を下すことはできない。 水戸地裁では2014年、放火の罪に問われた男の裁判で、補充を含む裁判員8人全員が体調不良などを理由に辞任を申し出た。地裁は全員を解任し、新たな裁判員を選任し直して、検察官の起訴状朗読から審理
北九州市に本部を置く特定危険指定暴力団、工藤会系の暴力団幹部の事件を審理した裁判員が、被告の知人とみられる男から「よろしく」などと声をかけられ、判決の期日が取り消された問題で、4人の裁判員が辞退を申し出て、認められたことが分かりました。裁判所は今後、この裁判を裁判員裁判の対象から除外するか、裁判員を選び直すか、判断するものとみられます。 裁判員法では、裁判員に依頼をしたり脅したりする行為が禁止されていて、裁判所は4日後に予定していた判決の期日を取り消しました。 裁判所によりますと、その後、6人の裁判員のうち4人が辞退を申し出て、7日付けで認められました。辞退の理由について、裁判所は「明らかにできない」としています。 裁判所は今後、この裁判を裁判員裁判の対象から除外するか、裁判員を選び直すか、判断するものとみられます。 裁判員への声かけが明らかになって裁判員が辞退するのは極めて異例です。
特定危険指定暴力団工藤会(本部・北九州市)系組幹部が被告の裁判員裁判を巡り、組幹部の知人とみられる男が裁判員に声をかけて判決期日が取り消されていた問題で、福岡地裁小倉支部が裁判員4人を7日付で解任する決定を出していたことがわかった。 同支部は解任理由について「辞任の申し出を受けた」と説明している。 組幹部の男は昨年1月、北九州市の自宅で、知人男性を日本刀で突き刺して殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で逮捕、起訴された。5月10日に裁判員裁判の初公判が開かれ、12日に検察側が懲役8年を求刑して結審。16日に判決が言い渡される予定だった。 関係者によると、裁判員裁判の公判閉廷後、被告の知人とみられる男が同支部から出てきた複数の裁判員に「よろしく」などといった趣旨で声をかけたという。
アイドルグループのメンバーが、ファンと隠れて交際したとして、グループの運営会社が、メンバー、親権者、交際相手のファンに損害賠償を請求していることが11日、分かった。 グループは、青山☆聖ハチャメチャハイスクール(通称メチャハイ)で今年4月、中心メンバーだった結城美帆(19)と美浦聖奈(22)が突然、グループを脱退。8月に都内で行われたファンイベントで、プロデューサーが「重大な契約違反があった。2人はファンと交際していた」などと理由を説明し、相手の実名まで暴露した。その上で、運営会社が823万2400円の損害賠償を求める内容証明書をファンに送付していた。 文字通り、前代未聞の事態だが、プロデューサーは、日刊スポーツの取材に対し「2人の親権者は、『ファンと恋愛関係にならない』『職場放棄をしない』などと書かれた契約書にサインしていた。メンバーやファン全員を裏切り、許されることではない」と話した。
暴力団であることを隠して沖縄県内のゴルフ場でプレーしたとして詐欺罪に問われた指定暴力団道仁会会長・小林哲治被告(58)ら3人に対し、東京地裁は4日、無罪(求刑はいずれも懲役1年)の判決を言い渡した。 斉藤啓昭(ひろあき)裁判長は「被告らは一般客と同様に通常の方法でゴルフ場を利用したに過ぎず、ゴルフ場側をだましたとは認められない」と述べた。 ほかに無罪を言い渡されたのは、道仁会系組長・篠塚太(52)、指定暴力団住吉会系総長・加藤英幸(67)両被告。 3人は2012年12月~13年1月、「暴力団の出入り禁止」との立て看板を設置していた沖縄県内のゴルフ場で、暴力団関係者かどうかのチェック欄のない申込用紙に氏名を正確に記入してプレーしており、公判では被告らが身分を隠したといえるかが争点となった。
【岡田将平】暴力団関係者と親密な関係を築き、内部の情報を引き出す――。 「密着」する捜査手法が「癒着」に陥り、賄賂まで受け取ったとされる元刑事。裁判は、福岡地裁で続いている。 指定暴力団が全国最多の五つある福岡県。中村俊夫被告(50)=懲戒免職=は2010年、福岡市内にある県警東署刑事2課で、薬物銃器係の係長を務める警部補だった。覚醒剤などの捜査をするため、暴力団関係者を調べることも多い部署だ。 整髪料できれいに整えられた頭髪、強い目力、真一文字に結んだ口……。風貌(ふうぼう)は、いかにも刑事風。昨年10月に始まった裁判では、暴力団関係者との危うい関係が、次々と明らかにされている。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら
福岡県久留米市にある指定暴力団道仁会の旧本部事務所立ち退き訴訟の口頭弁論が1日、福岡地裁久留米支部(有吉一郎裁判長)であり、原告の住民3人の本人尋問が行われた。 住民側は被告席の道仁会幹部から顔が見えないよう、証言台との間についたてを置くことを求めていたが、同支部は認めず、住民の一人は法廷で「びくびくしながら証言している」と訴えた。 原告の住民の本人尋問は4月27日に次いで2回目。この日も、被告席には道仁会会長と会長補佐の2人が座った。有吉裁判長は開廷直後、ついたては別の住民3人が出廷した前回と同様、証言台と傍聴席の間に置くことを説明。組員のいない傍聴席の視線だけが遮られる形となった。 住民3人は道仁会幹部が真横から見つめる中で証言。住民の一人は弁護団から同支部についたての設置を求めると聞き、引き受けたと説明。「私たちの願いは認めてもらえず、非常にびくびくしながら証言している」と同支部の措
外反母趾の治療をする時に、何はさておきとりかかるべきことは、足にぴったりのトラブル対応用インソールを入手することで、その効果で手術に頼らなくても症状が改善する有益なケースは沢山あります。私たち日本人にとってなじみの深い肩こりは、症状が発生する原因も解消の方法もかなり多くの種類があり、整形外科での西洋医学的治療、マッサージのような民間療法、食事内容や生活習慣の再考、肩や首のストレッチなどが列挙されます。頚椎ヘルニアと診断された場合で、その病状が腕にまで達する放散痛が目立つ際には、手術を行なわず、いわゆる保存的療法という名前の治療法を敢行することが多いようです。外反母趾治療を行うための手術の方式は非常に多彩ですが、特に多く実施されているのは、中足骨で骨の一部を切り、親指の向きを治す手法で、変形の度合いによりやり方を適宜選択して施術するようにしています。医師による専門的治療に加えて、鍼灸治療によ
指定暴力団九州誠道会の最高幹部の乗る車にダンプカーで突っ込んだとして暴行などの罪に問われている指定暴力団道仁会系組長、執行剛司(しぎょう・こうじ)被告(29)の論告求刑公判が14日、福岡地裁久留米支部であり、被告人質問で執行被告は「『2ちゃんねる』に、びびってると書き込まれたので、やった」と動機を明かした。 2ちゃんねるは、インターネット上の掲示板サイト。分野や話題ごとに「スレッド」と呼ばれる掲示板が立ち上げられ、誰でも書き込める。 法廷で犯行動機を弁護士から問われた執行被告は、対立する九州誠道会(福岡県大牟田市)と道仁会(同県久留米市)のトラブルにふれ、「2ちゃんねるに『道仁会は九州誠道会にびびっている』と書き込まれ、腹立たしかった」などと述べた。 検察官が「(掲示板に)書き込んだのは組員と限らないのではないか」と問うと、執行被告は「カタギじゃ知らないことも書かれている」と答えた。
指定暴力団九州誠道会の最高幹部の乗る車にダンプカーで突っ込んだとして暴行などの罪に問われている指定暴力団道仁会系組長、執行剛司(しぎょう・こうじ)被告(29)の論告求刑公判が14日、福岡地裁久留米支部であり、被告人質問で執行被告は「『2ちゃんねる』に、びびってると書き込まれたので、やった」と動機を明かした。 2ちゃんねるは、インターネット上の掲示板サイト。分野や話題ごとに「スレッド」と呼ばれる掲示板が立ち上げられ、誰でも書き込める。 法廷で犯行動機を弁護士から問われた執行被告は、対立する九州誠道会(福岡県大牟田市)と道仁会(同県久留米市)のトラブルにふれ、「2ちゃんねるに『道仁会は九州誠道会にびびっている』と書き込まれ、腹立たしかった」などと述べた。 検察官が「(掲示板に)書き込んだのは組員と限らないのではないか」と問うと、執行被告は「カタギじゃ知らないことも書かれている」と答えた。
「入れ墨お断り」の看板を無視して入浴施設に入ったとして、建造物侵入罪に問われた福岡県朝倉市甘木、山口組系組長藤浦良幸被告(54)の判決が12日、福岡地裁であった。 松下潔裁判官は「身勝手な犯行」として懲役7月(求刑・懲役1年)の実刑判決を言い渡した。 判決によると、藤浦被告は昨年2月、朝倉市内の入浴施設で、入れ墨があるのに、「入れ墨のある方の入館は固くお断りします」との看板や経営者の注意を無視して施設に侵入した。 また、藤浦被告は同市のスナックを脅迫して営業を停止させたとされた強要事件でも懲役10月(同1年6月)の実刑判決を言い渡された。
クレーンゲーム機に当たりくじがなかったことに対し、ゲーム管理者の男性を脅したとして脅迫の罪に問われた指定暴力団九州誠道会最高幹部、梅木一馬被告(43)=福岡県大牟田市船津町=の判決公判が24日、福岡地裁久留米支部であった。長倉哲夫裁判官は「暴力団特有の粗暴な発想に基づく犯行」と指摘、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。 判決によると、梅木被告は1月、久留米市のカラオケ店で、家族や配下の組員とくじをつかみ取るクレーンゲームをした。だが、当たりくじが出ないため、残りのくじ約180枚を全部買い取った。しかし、それでも当たりがなかったことに怒り、ゲーム機の管理者の男性を呼び出し、「貴様、この落とし前どうすっとか」などと脅した。 弁護側は「抗議は社会的相当性の範囲内。脅迫には当たらない」などと無罪を主張したが、長倉裁判官は「当たりくじがないゲーム機に抗議することはできる
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