東京都八王子市の東海大学医学部付属八王子病院で今月22日、病棟の廊下などに油入りの瓶や発炎筒が投げつけられた事件で、警視庁八王子署は27日、同市川口町、職業不詳曽我重幸容疑者(47)を現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕した。 発表によると、曽我容疑者は22日午前11時45分頃、同病院の非常階段を8階から4階に下りながら、各階のドアを開けてガソリンとみられる油が入った瓶やペットボトル、発炎筒を15本以上、廊下に投げつけて放火しようとした疑い。廊下や壁などが焦げたが、スプリンクラーが作動してすぐに消し止められ、けが人はなかった。 曽我容疑者は同病院の形成外科に通院しており、事件当日も同科を受診。以前から病院側の対応に苦情を言っていたという。26日午前、千葉県警市原署に「自分がやった」と出頭。調べに対し、「大筋は間違いない」と話しており、同庁で動機などを追及する。 同病院によると、曽我容疑者は9月