恋人たちが南京錠を取り付けて愛を誓う神戸市中央区、諏訪山公園の「愛の鍵モニュメント」(高さ2・5メートル)で、南京錠をかけるための金属ワイヤ(直径8ミリ)が破損する被害が相次いでいる。 昨年11月にはワイヤが工具などで切断されているのが見つかり、修復されたが、今回は、少しでも高い所につけようと、カップルらが地面から数十センチにあるワイヤを足場にしたため、破損したとみられる。 モニュメントはドーム形で、鉄製フレームに112本のワイヤが張られている。市によると、今年に入り、フレームから引きちぎられるような被害が続き、市は切断面などから、人がワイヤの上に乗ったのが原因とみている。14日現在、6本が外れたまま。 ワイヤが切れると、かけられた南京錠は地面に散らばり、市が保管している。市の担当者は「抱きかかえたり、肩車したりしてくれたらいいのに」。恋人と南京錠を付けていた大阪市城東区の飲食店店長中島一