【後日追記】この件についてのエントリはカテゴリでまとめて一覧できるようにしてあります。【追記ここまで】 今回も引き続き変則的に。 一昨日11月18日のエントリは、はてなブックマークで現時点で768件のブクマをいただいています。ブコメは現時点で214件いただいています。ありがとうございます。1万字など軽く超えてしまっている長文記事であるにもかかわらず、ブコメという公開の場に言葉を書く前に中身をちゃんと読んでくださっている方ばかりで、感謝にたえません。私自身がはてブを非公開にしているのが申し訳ないです(これは、とあることがきっかけで、私の過去の断片的な発言をほじくり返して難癖をつけ、最近流行りの「ターフ」というレッテルを貼り付けようと待ち構えている人々の存在を察知したことによります。日本語圏の「ターフ」は本来のキリスト教社会の宗教保守の文脈から切り離されててわけがわからず、それゆえ、誰にでも貼
バラク・オバマ氏の回顧録 A Promised Land (Crown)歴史の大きな岐路に翻訳の”暗躍”がある 小さく見える語句の訳し方ひとつで、過去に戦争が起きたこともあれば、爆弾が投下されたこともある。逆に人びとが救われたこともある。 先日、オバマ前大統領の回顧録 A Promised Landが出版されたことで、日本でも意外な翻訳問題が持ち上がっている。回顧録に関する報道記事のなかに、誤訳があったというのである。 オバマ氏は2009年に訪日した際にスピーチを行い、当時の首相鳩山由紀夫氏と会談した。回顧録には、そのときのことを短く綴ったページがある。 鳩山氏をほめてる、けなしてる? 問題となっている箇所は主に二つ。太字部分をよく見てほしい。 【ワシントン共同】オバマ前米大統領は17日に出版した回顧録「約束の地」で、2009年の大統領就任後、初めて訪日した際に会談した鳩山由紀夫元首相につ
【後日追記】この件についてのエントリはカテゴリでまとめて一覧できるようにしてあります。【追記ここまで】 今回の実例は、予定を変更して、今日まさにTwitterで話題になっている件について。 米国のバラク・オバマ前大統領が回想録を出したとかで、今週は英語圏の各メディアでもロング・インタビューを出すなどしていた。BBCも(ドナルド・トランプがぎゃあぎゃあ言ってるのをよそに)オバマのインタビューをトップニュースにしていた。それがトップニュースになっているときのキャプチャは取っていないが、記事はこちら: www.bbc.com 回想録そのものについては、BBCに出てるのはこれだけかな: www.bbc.com ほかの媒体のサイトを見るなどすれば、回想録についての記事はたっぷり出てくるだろう。今回の本題はそれではない。 この回想録について、日本語圏でも日本語で「報道」がなされている。そして、その日本
「先生、私カラオケで洋楽歌えるようになりたいんやけど」 ある生徒からそう言われたことがキッカケで、3年ほど前から私は授業冒頭の15分間を、洋楽を歌うための時間として使うようになりました。 タブレットやプロジェクターなどのICT機器を駆使することで授業時間を短縮させることに成功し、余剰の時間を何に使おうか考えていたタイミングでもありました。最初はその時間を入試問題演習のために使うつもりでしたが、物は試しだということで、当時ハヤっていた"Uptown Funk"を2週間で完璧に歌えるようになるプログラムを作ってみました。 すると予想以上に食いつきがよく、生徒たちからは「次は〇〇の曲をやってほしい!」とリクエストがくるようになりました。一番驚いたのは、このアクティビティがキッカケで多くの生徒たちが英語の勉強に対して前向きになったことでした。 「今まではなんで英語なんて勉強せんといかんか分からんか
著:コーリー・スタンパー 訳:鴻巣友季子、竹内要江、木下眞穂、ラッシャー貴子、手嶋由美子、井口富美子装丁:松田行正+杉本聖士定価:本体2700円+税46判上製/360ページ2020年4月13日978-4-86528-256-6 C0080 池澤夏樹氏、阿部公彦氏、推薦! 知られざる英語辞書の世界とその秘密。 アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。 “it's”は文法的に「正しい」のか? “nude”は「白人の肌の色」? “marriage”は同性婚を含むのか? “bitch”は女性蔑視か? “OMG”は英語の退化?…… など、辞書編纂を通じて見えてくる英語の謎を、英語にまつわるトリビアや逸話も織り交ぜながら、専門的かつ軽やかな筆致で描き出す。 言葉の常識をひっくり返し、言葉と社会の繋がりを再発見する、普遍的なヒ
学習したい言語で映画やドラマを鑑賞して、効果的に楽しく自分で言語スキルを向上させましょう。 Language Reactorは、言語学習を支える強力なツールボックスです。 ネイティブな素材の発見、理解、学習に役立ちます。 Language Reactorを使えば、さらに効果的に、興味を持って楽しく学習できます! (旧「Language Learning with Netflix」) Netflix 拡張機能をインストールすれば、Netflixのウェブサイトで映画やシリーズを観る際に、2言語字幕表示、ポップアップ辞書、正確な動画再生コントロールをはじめとする多彩な機能を利用できます! YouTube チャンネル数は数千にも上り、想像し得る限りのあらゆるテーマの動画を観ることができます!しっかりとした文脈の中で使われる本物の外国語を聞いて、理解力を高めましょう。 書籍・ウェブサイト テキストを
<12月15日、五輪の主会場となる新国立競技場が報道陣に公開されると、私は驚き、息をのんだ。あまりに英語の問題が多く見受けられたからだ> 2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、日本は世界のアスリートとスポーツファンを迎えます。その時、いかに上手く言語対応をできるかがポイントとなるでしょう。 しかし、12月15日に東京五輪の主会場となる新国立競技場が報道陣に公開されると、私はがっかりしました。英語の問題が多いということが分かったからです。 私はその場にいませんでしたが、数人のジャーナリストが現場から撮影し、ツイートしてくれたので、中の様子を見ることができました。ここで新国立競技場の「妙な英語」を紹介して、なぜそれが問題なのか、代わりにどう訳せばいいのかについて解説したいと思います。 建造物に挨拶することは可能か? これを見て息をのんだ。 https://t.co/OTH5T7v27
もう多くの人が言っていることだけれど、ぼくは最近、フェイクニュースと現実のニュースの区別がつかなくなっていて、冗談ぬきで途方にくれている。このニュースが最初に出てきたときもそうだった。 www.asahi.com この手紙の実物が最初にでまわったとき、ぼくは絶対これはインチキだろうと思ったんだけど……ちがった。朝日新聞のこんな機械翻訳ではその真の味わいがかけらもわからないので、その文体も含め訳してあげました。 トランプ大統領閣下のありがたきお手紙 (ウソだと思う人(思うよねえ)、現物はこちら リークしたのがフォックスニュースだし、ホワイトハウスも認めてるそうです) ごめんね、ぼくはこういう格調高い文章の翻訳になれてないので、ちょっとまちがってるところもあるかもしれないけど…… 山形がまた超訳してるんだろうと思う人もいるかもしれないけど、ほぼこの通りです。これを口述筆記させられた人はその場で
※今日は文法解説というより、ゆるゆると読んでいただければいいという内容です。 今回の実例は、英国の最高裁によるまさに歴史的な裁定を受けて個人の身の上に起きた小さな出来事について書かれたTwitterから。 「英国の最高裁による歴史的な裁定」というのは下記の記事を参照。詳しくは、さすがにこの件はこのブログじゃなくて本家のブログ(nofrills.seesaa.net)に書くつもり。 www.bbc.com で、この最高裁での裁定を、ネットでの生中継で見ながら、何人かの法律専門家がTwitterで実況していたのだけど、そのひとりがデイヴィッド・アレン・グリーンさん。先日スコットランドの法廷で英国会閉鎖は法律違反との判断が示されたときに当ブログで参照したフィナンシャル・タイムズ掲載の解説記事の筆者である*1。 グリーンさんは、Twitterでの実況が終わったあと、ラジオ局LBCに電話出演してコメ
3月の木曜日の午後。東京都内にあるMamiの自宅のリビングで、Mamiが日本語で、アメリカにルーツがあるMichael(マイケル)が英語で、テーブルをはさんで向き合って喋っていた。マイクにつないだノートパソコンが2人の声を録音する。 Michael: It’s something that you want, you appreciate, you treasure it if you are in a good relationship. But it it turns bad, it's like, "oh my god, I've just been wasting all this time and energy". Mami: そうだね。私は今の夫と会ったとき、すぐ別れると思ったじゃん? Michael: Was that destiny thinking, or you wer
To love Marie Kondo is to love her interpreter, who incidentally is also named Marie. For the past three years, 35-year-old writer Marie Iida has been trailing the winsome tidying guru and helping explain the philosophy of mindful decluttering for English speakers the world over. Iida, who is a year older than Kondo, beams warmth and professionalism in person and on-screen. Her appearance as Kondo
さまよえる英会話中級者、最強の武器を手に入れる。しかも無料で こんにちは。 今日も今日とてレアジョブで英会話をやっております。 私は、「言いたいことがパッと言える」「聞き取れて即座に返せる」みたいな境地を目指して頑張っているさまよえる中級者なのですが、 BBC Leaning English のサイトに出会って、我ながら実力が超伸びたなと思ったので、紹介します。 www.bbc.co.uk ほんと無料で至れり尽くせりなので、おすすめ。 このサイトの何がお勧めかというと、 日替わりにテーマ別の短時間動画を配信してくれることなんです。 長くても、6,7分。短けりゃ1分なので、ヒマな時間に同じ番組をくりかえし10回ぐらい聞くと、発音とかフレーズとかインプットされるので、すごくいいですよ。 ジャンルも豊富で、たとえば、 NEWS REVIEW は、時事問題で出てくる単語やフレーズを解説するシリーズ
「大量のインプット学習」が英語学習には必須。 英語を読んで、聞けて、話して、書けるようになるためには「大量のインプット学習」が必要です。 ここでいう「大量のインプット学習」とは黙読・リスニング・音読・暗唱の学習を指しています。ハルヨンではこれらの学習をまとめて定着学習と呼んでいます。 「英語を母語とする人々が読む英文」をそのまま聞いて意味をスラスラと理解できるようになるためにはどれくらいの学習量が必要でしょうか。5回や10回、その英文を繰り返し聴くだけでは全然足りません。 最低限の目安として「黙読(精読)10回、リスニング20回、音読10回、暗唱5回」を2周する必要があります。 つまり、最低限こなすべき回数は「1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回、暗唱10回」となります。 ただし、この回数はあくまで目安の回数です。 自分にとって易しめの英文であれば、回数は少なくて済みます
英語教育については各種の議論があり、その混乱は宗教やイデオロギーの対立のような様相のようにも感じられる。しかし、根幹にあるのは単純な疑問である。「なぜ日本の英語教育は失敗しているのか?」ということだ。もちろん、「失敗などしていない」といった議論もあることは知っているが、それは別枠として置いておきたい。 英語教育の失敗をその過程で見るなら、基本的に中学・高校の英語教育の失敗と見てよいだろう。だからもし、英語教育を改善するなら、中学・高校の英語教育をまずどうするかということになる。もちろん、ここですでにさまざまな議論が待ち構えている。会話・表現重視、読解重視などといった重点から学校英語教育を整理するという各種の議論である。だがそうした「英語教育」の内容以前に、学校の教育といういわば基本的な枠組みに載っている英語教育という実態を見るとき、各種の議論で比較的見落とされていることがある。定期テストの
個人的に今年の英語記事で印象的だったものをザッとまとめてみます。はてブの数では選んでいませんが、優良な記事はやはりブックマークが集まりますので、結果的にはてブ数多めの記事が大半です。 (はてブ数順に見たい方は、はてな検索かければ一覧できます。コチラ。) ここでは、経験に基づいた内容で、英語を勉強する人にとって有益な情報を掲載している記事をピックアップしています。教材紹介メインのものは選んでいません。 英語勉強法 まずは、これですね。STAY MINIMALさんの英語勉強法。 www.stay-minimal.com 中身、濃厚です。そしてドロ臭いです。自分が実践した英語の勉強法を、そのまんま書いてくれています。すごいやったんだなってのがよく伝わってきます。 今現在この記事、英語関連のキーワード検索すると、ひたすら上位表示されるモンスター記事に仕上がっているのですが、それも納得の内容です。読
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