11月10日 発売 価格:27,300円 株式会社キングジムは、テキスト入力に特化したデジタルメモツール「ポメラ」を、11月10日に発売する。価格は27,300円。 約370gのボディに、17mmピッチの折りたたみ式キーボード、ATOK(2007相当)を搭載し、PC並の入力環境を備えた点が特徴。液晶は640×480ドット表示対応の4型モノクロTFT液晶。電源はアルカリ単四型乾電池2本を使用し、20時間駆動する。Webページの閲覧やメールといったインターネット接続機能はなく、テキスト入力に特化している。キーボードはパンタグラフ式で、ノートPCと同等の打鍵感を目指したという。 入力したデータはテキストファイルとして、内蔵メモリまたはmicroSDカードに保存する。本体にはUSBポートを備え、PCと接続するとマスストレージとして認識。本体メモリとmicroSDカードのデータにアクセスできる。 1
日本では8月時点でノートPC全体の20%もの割合を占めるようになったネットブック(別記事参照)だが、その急速な普及の鍵となっているのは言うまでもなく価格だ。同じ10型クラスの液晶を搭載したナショナルブランドのミニノートPCが20万円弱という価格設定であったのに対して、ネットブックは10型搭載モデルで6万円弱、7型搭載モデルでは4万円弱という価格設定になっている。 それでは、なぜ従来のナショナルブランドのミニノートPCが20万円で、ネットブックは6万円なのだろうか? その秘密は部材の調達コストにあるのだが、実際のところネットブックと通常のノートPCではどの程度違うのだろうか? そのあたりの事情を、台湾のODMベンダーらを取材してわかったことなどを踏まえて考えていきたい。 ●IntelがASUSと始めた発展途上国向けの低価格PCというソリューション 誤解を恐れずに言うのであれば、そもそも“ネッ
●PCによる「ながら作業」の時代 PCで作業をする時はそれのみに集中し、ほかの作業には一切手をつけない──というスタイルはすっかり過去の話。いまやPCの使われ方の大半は「ながら作業」の一部になっているのではないか。最近、そう思うことが多い。 筆者自身も、昼の休憩時間には弁当を食べながらネットを見たりするし、自宅に帰ればPCでテレビを観ながら本を読んだりしている。PCに向かって襟を正して作業をする時間は限りなく減少し、PCを操作しながら並行して別の作業をする機会が増大しつつあるように思う。進化して2.0になったと噂のWebに比べ、PCの場合はハードウェアそのものが進化しているにもかかわらず、その地位はむしろ低下して0.8とか0.9くらいになったような気がしないでもない。 そんな筆者がふと思うのが、「ながら作業」が増えてきた今、それに応じた入力機器が登場してもよいのではないか、ということだ。マ
このレポートでは、今までいろいろなものを分解してきた。ところが先日、ある人から「分解のたびに機械壊しちゃって大変ですね」と言われた。だが、このレポートの記事で分解したものは、組み立て直し、全部ちゃんと動いている。これまで分解してきた機材は、すべて購入したもので、借り物は1つもない。自分で使おうと購入したものなので、組み立て直して動かないとかなり悲しい。なので、分解は注意深く行ない、必ず組み立て直せるようにしている。だいたい、分解というのは、そのあと組み立て直して動いてこそ、「分解」だと言えるのであって、組み立て直せないならそれは「破壊」である。 さて、前回レポートしたAmazonのブックリーダ「Kindle」だが、やはり中身が気になる。そういうわけで、分解してみることにした。まずはお約束の文言から。 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・この記事を読んで行な
PCを使うようになって、新たに身につけた作法は、重要な情報は、ただ、放り込んでおけばそれでよく、探すことはあとで考えればいいということだ。どんな情報の宝庫であっても、未整理では、文字通り宝の持ち腐れにすぎなかった過去を思えば、このことは、画期的な展開だ。 ●フォルダ分類は気休めにすぎない 雑誌の図書館として知られる東京・世田谷の大宅壮一文庫は、「本は読むものではなく、引くものだよ」という名言を残した故・大宅壮一氏の資料室を原型として設立された。この文庫では、現在刊行されている雑誌約1,000種類のバックナンバーを所蔵、それが毎年2万冊ずつ増えているという。 増えていく雑誌を収集するだけが文庫の仕事ではない。担当者が雑誌を1ページずつめくり、それぞれの記事のための索引を作っているのだ。本を分類する項目といえば、日本十進分類法が有名で、図書館などで一般的に使われているが、雑誌ではあまり役にたた
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