[リオデジャネイロ 3日 ロイター] - ブラジル国立博物館で2日に発生した大規模火災について、館内にはスプリンクラー設備がなく、財政面でも冷遇されていたことから、火災は「予見された悲劇」だったとの怒りが国民の間に広がっている。 テレビ中継には、抗議の入館を試みる人たちに警察が催涙ガスを発射する様子が映されている。その後警察は、博物館付近への立ち入りを許可した。 レイタオ文化相はエスタド・デ・サンパウロ紙に対し、火災は電気のショートか、もしくは紙製の手作りの熱気球が屋根に落下したことが原因の公算が大きいと語った。ブラジルには熱気球を飛ばす伝統があり、しばしば火災の原因となっている。 リオデジャネイロの消防担当者は、現場に消防が到着した際、博物館外の消火栓が故障しており、近くの湖からトラックで水を運んだと証言した。 博物館のルイス・ドゥアルデ副館長はグロボテレビに対し、博物館は歴代の政権に無