香港の書店に並んだ人気児童小説「ハリー・ポッター」シリーズの書籍(2016年7月31日撮影、資料写真)。(c)Anthony WALLACE / AFP 【9月3日 AFP】米テネシー州ナッシュビル(Nashville)の学校で、エクソシスト(悪魔払い師)の助言を受けて、英国の人気児童小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズが図書館から排除されることになった。悪霊を呼び出しかねないという懸念からだという。 【関連記事】悪霊も退散? アルゼンチンの「悪魔払い教室」 同市にある「セント・エドワード・カトリック・スクール(St. Edward Catholic School)」のダン・リーヒル(Dan Reehil)神父は伊ローマや米国のエクソシストと連絡を取り、図書館から「ハリー・ポッター」シリーズを撤去するよう勧められたという。 地元メディアが入手した電子メールの中でリー
2017年5月16日、米国議会図書館(LC)が、オンラインカタログで公開している2,500万件の書誌データのオープンデータセットを専用ウェブページ“MARC Distribution Services (data set)”からダウンロードできるようにしたと発表しています。 データはMARC形式(UTF8、MARC8、XMLの3種類)で、図書・雑誌・コンピュータファイル・手稿・地図・視聴覚資料といった幅広い資料の、1968年から2014年にかけての45年間分のデータ(タイトル・著者・出版年・件名標目・ジャンル・注記等)が含まれています。 同データは、連邦政府の様々な機関が扱う情報・データを扱うサイト“DATA.GOV”からも入手することができます。 LCでは、5月17日から5月18日にかけて、米・ジョージワシントン大学やジョージ・メイソン大学と合同で開催するHack-to-Learnワーク
2015年11月14日付けのStarTribune紙に、米国の図書館カフェが苦戦する状況を紹介した”Most libraries close the book on coffee shops”と題した記事が掲載されています。 同記事によれば、ダコタ郡で新たに改築される図書館に対し、住民からの要望が最も多いのは図書ではなくカプチーノとマフィンであるなど、図書館にカフェを併設することに対する要望は米国においても高いとされています。一方で、コーヒーを購入できる店舗は他にも無数に存在することや、オンラインサービスの普及に伴う来館者減等によって、図書館に併設されるカフェは採算が合わず、撤退する例や新規開館時に参入する業者が見つからない例が多いことが紹介されています。 Most libraries close the book on coffee shops(StarTribune、2015/11/1
SF小説好きによる小説好きのための同人誌(fanzine・ファン雑誌)を1万冊以上所蔵しているアイオワ大学が、雑誌の紙面が傷んでしまう前に内容を保存するべく、収集したファン雑誌をデジタルアーカイブ化して誰でも無料で見られるようにウェブ上で公開しています。 Hevelin Collection http://hevelincollection.tumblr.com/ 10,000 zines and counting: a library's quest to save the history of fandom | The Verge http://www.theverge.com/2015/9/4/9257455/university-iowa-fanzine-fan-culture-preservation-project アイオワ大学図書館は約100年前からファン雑誌を収集しており、
そこでは本がモノになる。ハーバード大学図書館極秘の書庫の中2015.02.23 19:00 satomi ハーバード大学を代表するワイドナー記念図書館は、世界に48部しかないグーテンベルグ聖書が中央に奉納されている、まさに書物の神殿です。 が、ハーバードに90以上ある図書館の真の臓部は、ここではありません。もっと別の場所にあります。そこは何の変哲もない冷たいコンクリートの倉庫で、学生・教授陣でもその存在を知る人は数えるほどです。 名前は「ハーバード・デポジトリー」。場所はケンブリッジ市内のキャンパスから30マイル(48km)ほど離れたところ。見た目は図書館というより、アマゾンの倉庫に近いです。この総面積20万平方フィート(18,581平米)の広大な書庫には、ハーバード大学図書館の蔵書のうちかなりの部分に相当する900万点もの書籍、映像、LP、テープ、パンフレットが収蔵されているのです。 こ
電子書籍に関連し、世界中の図書館は今、“デジタルルネサンス”とでも呼ぶべき状況にある。米国、英国、カナダの図書館が直面する大きなトレンドを紹介。 大手出版社が電子書籍の提供をしっかりとコミットするようになるにつれ、世界中の図書館は今、“デジタルルネサンス”とでも呼ぶべき状況にある。ここでは米国、英国、カナダの図書館が直面している大きなトレンドを取り上げたい。 Library Journalがまとめた最近のレポート(PDF)によると、現在、米国で電子書籍を提供する図書館は全体の95%。2012年、2013年は89%の状態が続いていたので頭打ちになったかと思われていたが、再びの伸びを見せている。 上述のレポートによると、図書館が提供する電子書籍のラインアップは平均して2万244作品。ただしこれは大規模な図書館の数値が全体を押し上げており、中規模な図書館の平均でみると1万434作品となる。 米国
米国テキサス州ベア郡サンアントニオの公共図書館“BiblioTech”とサンアントニオの住宅公団“San Antonio Housing Authority”が提携し、2館目の紙の本のない公共図書館“BiblioTech”を設立すると発表されています。 First digital library and housing authority partnership established SAHA development to include second BiblioTech branch(San Antonio Housing Authority, 2014/12/15) http://www.saha.org/pdf/BiblioTechWest14.pdf San Antonio Housing Authority http://www.saha.org/ BiblioTech ht
2014年10月31日、米国の公共図書館における電子書籍の利用動向についての調査報告書 “Ebook Usage in U.S. Public Libraries”の2014年版が刊行されました。Library Journal誌が行う電子書籍の利用動向の調査シリーズの1つで、5回目に当たるとのことです。 サマリーによると、調査は2014年4月4日から7月2日にかけて行われ、米国全土の公共図書館538館から回答があったとのことです。また、以下の主要な数字も公開されています。 ・公共図書館の95%が電子書籍を提供しており、2010年の72%、2012年および2013年の89%と比較して増加している。 ・電子書籍のコレクションは74%がフィクション、26%がノンフィクション(紙媒体の資料は57%がフィクション、43%がノンフィクション) ・全米の公共図書館が2014年の会計年度で電子書籍に費やし
写真提供:Littlefreelibrary.org こんなかわいい施設を見たことがあるだろうか。住宅の前庭に立てられた、小鳥の巣箱や郵便受けより少し大きめで、美しく装飾された箱だ。よく見ると、中には本がたくさん入れられていて、「本をお持ちください。本を返してください」と書かれている。これは、リトル・フリー・ライブラリーと呼ばれるものだ。本をみんなで共有しようという運動だ。 だが、これが一部で問題にぶちあたっている。リトル・フリー・ライブラリーは建築法に違反しているというのだ。カンサス州リーウッドに住むある男性は、リトル・フリー・ライブラリーのために罰金を科せられた。本人は近所のみんなが喜んでいると話しているが、なかにはこれを「目障り」だと訴える人もいた。つまり、この小さな本の家は、みんなが大好きというわけではなかったのだ。リーウッドでの一件の詳細は、上のニュースビデオを見てほしい。 こう
2014年4月7日、シカゴ公共図書館のウェブサイトがリニューアルしました。2013年末にベータ版として公開していたものが正式に公開されたものです。このリニューアルは、シカゴ・トリビューンでも取り上げられ、「いわば“Pinterest meets Amazon”」だと紹介されています。 トップページのインターフェースは、Pinterest風にカードを並べたものとなっていますが、このカードには、図書館員や著名人(例えばシカゴ市長のエマニュエル氏など)の選んだブックリスト、同館の提供するコンテンツ、図書館のサービスやイベントの情報、ブログ記事が並んでいます。また、Zinio提供のオンライン雑誌、Hoopla提供のマルチメディアコンテンツなども利用できるようになっています。 Chicago Public Library http://www.chipublib.org/ Welcome to CP
退任から200年を経て,米国初代大統領の図書館が開館 2013年9月27日,米国のバージニア州マウントバーノン(Mount Vernon)にある米国初代大統領ジョージ・ワシントン(George Washington)の旧邸宅・庭園敷地内に,大統領図書館“The Fred W. Smith National Library for the Study of George Washington”が開館した。ワシントンは1797年に,友人であるJames Henryに宛てて,自身の軍事や内政に関する文書や私的な文書を収める建物の建築を希望する内容の手紙を送っている。ワシントンが大統領を退任してから200年以上の時を経て,希望が現実のものとなったことになる。 ワシントン大統領図書館は,米国の大統領図書館法(1955年制定)に基づき米国国立公文書館(NARA)が管理,運営する大統領図書館とは異なり(
学校帰りの子どもが集まってきては、好きな本を読みふけっている。実はこれ「リトルフリーライブラリー」と呼ばれる、小さな無料の図書館なのだ。ここに並んでいる本は、誰でも自由に持ち帰ることができる。本を借りに来た女の子は「この図書館が大好き。遠くまで行かなくてもいいから」と話していた。 本は、近所の人が寄付した古本が中心だ。自分が気に入った本をみんなにも楽しんで欲しいという気持ちが詰まっている。目の前の家の住民が管理し、「1冊借りて、返すときには1冊寄付して下さい」と呼びかけている。“小さな図書館”には、本好きの人たちが次々と訪れ、地域の交流の場になっている。 “小さな図書館”の発案者、トッド・ボルさん。新しく“図書館”を始める人のために、自ら本箱を作って届けることもある。始めたのは今は亡き母親への思いからだった。母親のジューンさんは、学校の英語教師で、いつも本の読み聞かせをしてくれた。「母は読
米国で初めて紙の本がまったくない大学図書館が誕生してから3年が経過しました。その“盛況”な様子を伝える記事がありました。この図書館は、テキサス大学サンアントニオ校の応用工学・テクノロジー図書館で、5万タイトルの電子ジャーナル、100万タイトルの電子書籍、470種のデータベース、電子書籍リーダーなどが提供されています。2010年3月に同館のサテライトとしてオープンして以来、これまでに16万1千人の学生や教員が利用しているそうで授業期間中は週に平均1,900人が訪れていることになるそうです。同館でアルバイトしている学生が「いつも人であふれてる」と話しています。 Nation’s first bookless library on university campus is thriving at UTSA(USTA Today 2013/3/25付け記事) http://www.utsa.edu
米国アーリントン郡図書館(Arlington County library)が、“American Girl”というブランドの人形貸出プログラムを開始したようです。American Girlとは、米国の歴史上の女の子をイメージして造られたもので、その時代の歴史的な背景も伝えるキャラクターとして作成されたもののようです。 このプログラムを紹介しているWashington Postの記事によると、同館のプログラムはこれに先立って開始されたニューヨーク市図書館の同様の取組みを模倣して始められたもので、アーリントン郡図書館では、Josefina (1824年)、Marie-GraceとCecile(1853年)、Addy(1864年)、Rebecca(1914)、Molly(1944年)、JulieとIvy(1974年)の8体の人形を貸出しているとのことです。同館では、これらの人形とともに、それぞ
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