米国の二大音楽著作権管理団体であるASCAPとBMIが両者の作品データベースを統合するというプレスリリースを行ないました。JASRACの独占に近い日本の音楽著作権管理とは異なり米国ではASCAPとBMIが拮抗しています(たとえば、ビヨンセはASCAP、レディー・ガガはBMI)。さらに、ボブ・ディラン等の楽曲を管理するSESACという団体もあります。 複数の団体が競争することで独占の弊害を防げるという利点はありますが、楽曲を利用する立場としては、どの作品がどの団体の管理下にあるかを知ることが面倒であるという弊害があります。作品データベースを統合することで、この弊害が大きく軽減されると思われます。 フェーズ1のシステムは2018年末までにローンチされる予定であり、将来的にはウェブAPIの提供や他のデータベースの統合(少なくともSESACのデータは統合して欲しいですね)が予定されています。また、