米国側への情報公開請求で開示された約800枚の内部資料=東京都千代田区で2019年6月21日午後3時2分、内藤絵美撮影 在日米軍司令部がある米軍横田基地(東京都福生市など)で、2010~17年に航空機のジェット燃料が流出するなどした事故が少なくとも134件起きていたことが毎日新聞が入手した米軍の内部資料から判明した。このうち外務省に通報があったのは3件しかなかった。日米両政府は環境事故について情報共有の基準作りを進めてきたものの、依然として基地内で起きた事故のほとんどを日本側が知ることができない実態が浮き彫りになった。米軍側は流出の大部分はすぐに除去され、人への脅威はないとしている。【川上珠実】 米国の情報公開制度を使って入手した横田基地の資料を調べたところ、12年2月にタンクからディーゼル燃料734ガロン(約2770リットル=1ガロンを米国基準の約3.78リットルで換算)▽16年9月に飛