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ブックマーク / texal.jp (8)

  • まるで陰陽?量子もつれ状態の光子をリアルタイム可視化することに成功 | TEXAL

    量子力学が明らかにした現実離れした現象の1つに「量子もつれ」がある。量子もつれ状態の粒子はリンクしており、例えば量子もつれ状態の粒子を互いに遠方まで(宇宙の端と端でも)引き離したとしても、片方に与えた情報が瞬時にもう片方に伝わるという不思議な特性を持つ。Albert Einsteinはこれを “spooky action at a distance(不気味な遠隔作用)”と呼んだ程だ。 今回、オタワ大学の研究者らは、「光を構成する素粒子である2つのもつれた光子の波動関数をリアルタイムで可視化することを可能にする新しい技術」を実証し、まるで陰陽太極図のようにもつれあう光子の驚くべき画像をもたらした。この量子状態を測定する新しい方法は、現在のシリコンベースのシステムよりもはるかに高速な量子コンピューターの開発に利用できる可能性があるという。 陰陽太極図研究者らは今回の新たな技術を「2光子デジタル

    まるで陰陽?量子もつれ状態の光子をリアルタイム可視化することに成功 | TEXAL
  • 常温常圧超伝導体「LK-99」の再現に中国の研究機関が成功と報告!夢の物質がついに実現か? | TEXAL

    先日、韓国の研究者らが発表した、夢の常温常圧超伝導体の再現に成功したとの報告は、過去に類似の報告が数多くもたらされてはきたものの、再現性がなく、実際に超伝導状態が確認出来なかったことから、少しの期待と多くの懐疑のまなざしと共に迎えられた。だが、もしかしたら我々は、歴史の瞬間に立ち会っている可能性もある。 「LK-99」と名付けられたこの化合物は、研究者らによると常温・常圧の状態で超伝導の特性を示す「常温常圧超伝導体」であるとして、先週プレプリントサーバーarXivに発表された。科学会ではこの報告の正当性を確かめるために、研究が進められているが、2つの研究機関から予備的な試験の結果として、実際に発見者らが主張したような超伝導特性を示す特徴が認められたとの報告がもたらされているのだ。 超伝導体とは、平たく言えば電気を損失なく伝導させることができる化合物の事を指す。従来の超伝導体は、氷点下を遙か

    常温常圧超伝導体「LK-99」の再現に中国の研究機関が成功と報告!夢の物質がついに実現か? | TEXAL
  • 新たな素材「Qシリコン」の発見で量子コンピューティングに弾みがつく可能性 | TEXAL

    シリコンは1世紀以上にわたってエレクトロニクスの頂点に君臨してきた。ノースカロライナ州立大学(NCSU)のエンジニアは、量子コンピューターやスピントロニクスに重要な用途をもたらす新しい特性を持つ、Qシリコンと呼ばれる全く新しい形の材料を発見した。 NCSUの研究チームは、アモルファス・シリコンをわずかナノ秒のレーザーパルスでザッピングして溶かし、その後急速に冷却して再び固めることで発見した。これにより、研究チームはQ-シリコンと名づけた新しい形状を作り出した。 研究者たちは、Qシリコンの発見に極めて短いレーザーパルスを使用した。 (Credit: NCSU)Q-シリコンは、通常のシリコンにはない新しい特性をいくつか備えており、中でも最も重要なのは室温での強磁性である。この種の磁性は、データ・ストレージのいくつかの方法にとって不可欠であり、スピントロニクスとして知られる新興分野の解明に役立つ

    新たな素材「Qシリコン」の発見で量子コンピューティングに弾みがつく可能性 | TEXAL
  • 宇宙飛行は、ヒトの脳に長期的な構造変化をもたらすことが判明 | TEXAL

    宇宙飛行士の脳は、長時間のミッションや頻繁な宇宙への航海によってダメージを受ける可能性があることが、新しい研究で示唆された。 地球の大気圏外では、宇宙飛行士の脳の中にある液体で満たされた部屋は、膨張することで微小重力に適応する傾向がある。しかし、宇宙飛行を終えた後、これらの構造が元に戻るには3年かかる可能性があることが、6月8日付の『Scientific Reports』誌で報告された。この発見は、宇宙飛行士の脳が再び宇宙に行く準備が整うまでには、少なくともそれくらいの飛行間隔が必要であることを示唆している。 脳の中心部には4つの空洞(脳室)があり、臓器のクッションとなり、老廃物を排出するための液体で満たされている。しかし、宇宙では重力が少ないため、宇宙飛行士の頭には液体が溜まってしまうのだ。そのため、脳室はより多くの液体を取り込んで膨張することで適応すると、フロリダ大学の宇宙科学者Rac

    宇宙飛行は、ヒトの脳に長期的な構造変化をもたらすことが判明 | TEXAL
  • タウリンが動物の老化を抑制し寿命を延ばす事が判明 | TEXAL

    タウリン(人体で作られるアミノ酸で、リ○ビタンD等のエナジードリンクによく配合されている)は、特定の動物の老化を遅らせ、寿命を延ばすことができることが、新しい研究で示唆された。しかし、タウリンが人間にも有効であるかどうかは、今後の研究が待たれる。 そもそもタウリンとは何か?タウリンは、人間の機能維持に欠かせないアミノ酸の一種だ。私たちは、脳、脊髄、目、心臓、筋肉など、さまざまな部位に、量の差はあれ、タウリンを豊富に保有している。 タウリンの体内での働きは多岐に渡る。胆汁酸の主要成分として、脂肪の消化吸収を助ける働きがある。また、細胞内のカルシウム濃度の調節、脳内の神経伝達物質の調節、細胞膜の安定性確保にも関与している。抗酸化作用があり、フリーラジカルによるダメージから細胞を保護するのに役立つと考えられている。 私たちの体は、他のアミノ酸やビタミンの化学的なスペアパーツからタウリンを作り出す

    タウリンが動物の老化を抑制し寿命を延ばす事が判明 | TEXAL
  • “暗黒物質”で出来た星が見つかったかも知れない | TEXAL

    これまで、小さなブラックホールの周りを星が回っている、(宇宙では)比較的単純なケースだと考えられていたケースが、実はもっとエキゾチックなもの、つまりこれまでに見たことのない、目に見えない暗黒物質だけで構成された星「ボソン星」である可能性があるとする研究結果が、プレプリントサーバーarXivに掲載された。 この星系は、太陽のような星と、それ以外の何かで構成されている。恒星の重さは太陽より少し小さく(0.93太陽質量)、化学組成は我々の恒星とほぼ同じである。その謎の伴星はもっと巨大で、約11太陽質量の質量を持っている。この天体は、1.4天文単位という、火星が太陽の周りを回るのと同じくらいの距離で互いに公転しており、188日ごとに公転している。 この目に見えない天体は、これまでブラックホールだと考えられていた。軌道の観測からすると、ブラックホールであるとする考えがしっくりくるのだが、その仮説には

    “暗黒物質”で出来た星が見つかったかも知れない | TEXAL
  • 太陽1兆個分より明るい光の原因が、珍しい二重ブラックホールによるものである事が判明 | TEXAL

    太陽1兆個分よりも明るい謎のフレアは、実は2つのブラックホールが互いに回り合って発する光であることが、天文学者の新しい観測により確認され、数十年来の謎が解明された。 活動銀河の中心部には、超大質量ブラックホールが存在している。ブラックホールを取り囲むガスや塵などの天体物質が渦巻く円盤である降着円盤の物質が、ブラックホールから放射される電磁波を消費する様子を観測することで、ブラックホールについての研究は行われている。 地球から50億光年離れた、かに座にある銀河OJ287は、その中心に超巨大ブラックホール連星系が存在するのではないかと考えられてきた。つまり、ブラックホールがその中心で、お互いに回り合っているのではないかと言うのだ。 今回、研究チームによって、OJ287が、超大質量と小質量の2つのブラックホールが互いに回り合っていることを示す証拠を発見した。この研究は、フィンランド・トゥルク大学

    太陽1兆個分より明るい光の原因が、珍しい二重ブラックホールによるものである事が判明 | TEXAL
  • ロチェスター大学の“室温超伝導”達成の報告に早速反論「結果が全く再現できなかった」 | TEXAL

    先日、“室温”かつ実用的な“室圧付近”で超伝導の特性を示した物質の生成に成功した事が、ロチェスター大学の研究者らによって報告されたが、早速この研究に対して疑問が呈されている。 北京分子科学国家実験室、米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、シカゴ大学等の研究者らは、木曜日にプレプリントサーバーarXivに投稿した論文の中で、ロチェスター大学が発見した室温超伝導体に関する中国が主導した追試では、摂氏-203度(華氏-333度)でしか、超伝導が達成できなかったと報告している。更に、その状態に到達するためには、研究チームが報告していた圧力よりも遥かに強力な、218ギガパスカルの圧力が必要であった事も合わせて述べている。これは、ロチェスター大学の研究チームが、21℃、1ギガパスカルという実用に適した圧力と温度で超伝導体の結晶を作ることができたと報告された翌日に発表されたものだ。 「Nature誌

    ロチェスター大学の“室温超伝導”達成の報告に早速反論「結果が全く再現できなかった」 | TEXAL
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