イスラエル北部のガリラヤ湖西部で、初期の教会において女性が重要な役割を果たしていたことを示す1600年前のモザイク製の碑文が発見された。碑文は教会の会堂建設のために献金した人の名を記したもので、その中に女性の名前もあったという。初期の教会における女性の役割については神学的な議論もあり、碑文の発見はそうした議論に一定の影響を与える可能性もある。 イスラエルのオンライン新聞「タイムズ・オブ・イスラエル」(英語)によると、発見されたモザイク製の碑文はギリシャ語の5世紀ごろのもので、そこには会堂建設の献金者の1人として「ソーサン(Sausann)」(へブライ名でショシャナ=Shoshana)という女性の名が記されていた。 同紙は「家父長制社会では珍しく、献金者のソーサンという女性の名が、配偶者や男性の保護者とは別に単独で記されている。このソーサンという名前は、恐らくイエスの女性従者スザンナ(Sus