就職活動をしたことがあれば、誰もが感じる矛盾が新卒採用には存在します。 学生側が「どの会社を見ても同じようなことしかPRをしていないため、違いがわからない」という一方で、企業の採用担当者も「各就職支援サイトに並ぶコンテンツは似たようなものばかりで、差別化などできない」と感じているのではないでしょうか。 さて、皆さんは“就職のミスマッチ”という言葉を聞いたことがありますか? ミスマッチとは、採用する企業側と就活学生との間に、仕事内容や勤務条件・能力などに関する誤解があり、入社後に会社が新入社員に期待したことと、新入社員の実際の能力や仕事に対する希望に大きな差が生じることをいい、その結果、早期に離職してしまうという結果になります。多くのルポや書籍には、頻繁にミスマッチの問題が取り挙げられています。 2008年のリーマン・ショック以前は、企業の採用意欲が高く、人員が不足していたことや、ジョブロー